2013年3月25日

闘う広大自治会の再建を マル学同中核派・広島大学支部

週刊『前進』06頁(2577号5面1)(2013/03/25)

闘う広大自治会の再建を
 福島の怒りと固く結合し広大を反原発・反核の砦に
 マル学同中核派・広島大学支部

(写真 緑の広大旗をはためかせ、全国学生とともに広大生が福島の地を元気にデモ【3月11日】)

 3・11反原発福島行動が、政府・東電へのあふれる怒りで闘いとられた。全国から結集した学生も福島の現実に向き合い、のりこえ、未来を切り開こうと誓った。浪江町から避難中の高校生が語った「僕らで最後にしたい」という思い。われわれは、この福島の怒りと思いをひとつにどこまでもつながり、すべての原発・核をなくすために広島大で学生自治会を再建する!

 原発推進勢力から大学を取り戻そう

 広大自治会建設は第一に、原発事故の責任を追及し、人類の未来をつくるために学生が責任をとりきるということだ。福島に塗炭の苦しみを強いる原発事故の責任者が、今も大学に居座るのを許すことはできない。
 原発を「安全」と言いなしてきた連中は何の責任もとっていない。事故後も放射能被害を隠し、福島の声を無視抹殺し、原発輸出、再稼働、新規建設を要求している。全国の大学でそういう連中がのさばっている。広大経営協議会には、国内原発の半数を造り、最近フィンランドでの原発建設を受注した三菱重工業の会長(佃和夫)が入っている! こんな連中には大学・学問を明け渡さない。原発推進勢力を大学から追放し、学生自身が大学を担い、新たな社会をつくろう。その責任をとるのが学生自治会だ。
 それは労働組合と同じだ。資本の利潤のために安全を無視し、労働環境を破壊し、外注化・非正規職化を推し進めるJR会社に対し、動労千葉は反合・運転保安闘争路線で対決している。それは新自由主義を打ち破り、労働者の力で新たな社会をつくる萌芽(ほうが)だ。労働組合と並び、全国に闘う学生自治会を! 広大生は京都大・東北大に続いて立ち上がる。

 御用学者=神谷の追放へ

 第二に、放射能安全論をふりまく御用学者・神谷研二(広大教授、福島県立医大副学長、福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)を福島と大学から永久追放し、原子力ムラの中枢=新自由主義大学を「反原発の砦(とりで)」に転化する闘いだ。
 2013年は勝負の年だ。「原発再稼働、改憲、安保強化」を掲げる安倍政権の登場は、階級決戦の到来を告げている。安倍を巨万の大衆決起で打倒しよう。学生は再稼働阻止100万人行動の先頭に立つ。決戦を制する力は、福島の根源的怒りの爆発であり、核心的には原子力ムラを内側から解体する闘いだ。
 広大は最大の戦場だ。広大当局は山下俊一(長崎大教授、福島県立医大副学長)と並ぶ御用学者・神谷を福島に派遣し続けてきた。神谷は「100㍉シーベルト以下の被曝による健康影響を示す科学的根拠はない」「子どもを外で遊ばせても問題ない」と主張し、住民に深刻な被曝をもたらした張本人だ。また、県民健康管理調査という名の「200万県民モルモット化」政策の中心を担ってきた。すでに3人の子どもに甲状腺がんが見つかったが、検討委員会は「原発事故によるものではない」と断定している。こんな殺人者まがいの連中をこれ以上のさばらすことはできない!
 大学における御用学者の台頭や原発推進研究は、とりわけ04年国立大法人化にともなう「経営協議会制度」と「運営交付金制度」により、大学が資本と国家に取り込まれていく中で進行した。国からの交付金削減で資金獲得競争が激化する中で、大学は原発マネーという潤沢な資金を提供する原子力産業と積極的に癒着した。真理や科学がカネに屈した先に福島原発事故が引き起こされたのだ。
 今や、御用学者は全人民の怒りの的だ。ついに山下は福島医大常勤副学長の座を追われ、健康管理調査検討委員会座長を辞任した。すべての御用学者を一掃するまで闘おう。それは新自由主義大学を根底から覆す。学生自治会を建設し、大学を学生の手に取り戻そう。

 学生の団結復権し新自由主義と対決

 第三に、学生自治会再建は、新自由主義と闘う団結の復権だ。新自由主義大学は、青年の雇用破壊の現実につけこんで「就活支援」「キャリア教育」などで入学時から学生を脅し、単位や資格競争で学生生活を管理する。それは同時に、学生の自治・団結を徹底的に破壊することと一体だ。広大では学生・教職員の自殺が後を絶たず、「自殺率全国ワースト1」の現実がある。昨年も白昼にキャンパス内で教授の飛び降り自殺があったが、当局は「その人の自己責任」(川崎副学長)で片づけ、責任をとるつもりなど毛頭ない。
 これ以上一人の仲間の命も奪われてはならない! 団結して学生の未来に責任をとる学生自治会をつくりあげよう。
 第四に、学生自治会は学生の自治と権利と生活を死守し、拡大する闘いの先頭に立つ。広大においては、サークル団体が広大の唯一の自治組織として、一貫して規制強化と闘い、組織と団結を守ってきた。当局は法人化後、サークル員の名簿提出の義務化やサークル評価基準の導入、さらにここ数年は入学式でのビラまき規制などを画策してきたが、すべてサークル員の団結した力で粉砕した。この闘いは「大学の主人公は誰か」をめぐる問題であり、学生の権利と自由を守るサークル自治は全広大生の誇りだ。「学生は団結すれば勝てる」ということを体現するサークル自治を強化・拡大することは、学生自治会建設の柱だ。

 闘いの歴史継承し今こそ反転攻勢へ

 広大生は戦後一貫して被爆地の怒りを代表し、8・6ヒロシマ闘争の先頭に立ってきた。広大生の決起が多くの人びとの心を捉え、闘いを呼び起こし、階級闘争を動かしてきた。再び決戦の時が迫っている。「御用学者追放−安倍打倒」で全社会を揺るがす闘いを広大から開始しよう。
 広大学生運動は、1960年代のベトナム戦争下、日米安保と日帝の参戦国化に反対する強力な部隊として登場し、全学連の不抜の拠点校として70年安保・沖縄闘争の全過程を担い抜いた。67年10・8羽田闘争から始まる「激動の7カ月」で日帝・佐藤政権に激烈な街頭闘争をたたきつけ、日大・東大闘争を徹底的に爆発させた。69年1月の東大安田砦死守戦を最後まで担い抜いた広大生は東大闘争の全国化をかけてキャンパスで立ち上がった。69年2月から半年間の全学バリケード封鎖を貫徹。佐藤政権による8・3「大学治安法」強行採決・機動隊導入と全面激突し、30時間の砦死守戦を貫徹した。広大生の闘いは「大学を安保粉砕の砦に!」のスローガンを現実のものとし、「大学治安法」を根底的にうち破った。この闘いは同時に、被爆者・被爆2世が社共指導部への不信や絶望を振り払い、新たな反戦反核運動を開始する出発点を築いた。
 広大生の闘いはその徹底性ゆえに、日帝・文部省(当時)の「大学改革」という名の新自由主義攻撃=キャンパス丸ごと郊外移転という集中砲火を浴び、広島市の中心部から40㌔離れた現在の西条(東広島市)への移転が強行された。その狙いは、教養部学友会をはじめとする学生自治会や青雲寮などの自治寮を解体し、学生運動を絶滅する激しい階級意志だった。しかし、広大生は移転後もサークルを中心に拠点を守り抜き、五つのサークル組織の団結体としての「五者会議」の結成で当局への対抗軸をうち立て闘ってきた。
 われわれは広大学生運動の歴史を継承し、反転攻勢にうって出る。
 一つに、広大生は全人民の怒りの先頭でキャンパスから時代を動かす階級決戦をうち抜こう。二つに、新自由主義大学の先端である広大で自治会を再建し、全国大学に自治会再建の展望を示そう。三つに、反原発の闘いと法大闘争の「教育の民営化粉砕」の路線を、300万学生の団結体としての学生自治会建設に具体的に結合する闘いだ。この歴史的事業に胸ふくらませ挑戦する。
 3・11のうねりを引き継ぎ、4月新歓で新入生とつながり、5月沖縄闘争で沖縄の学生と団結し、8・6ヒロシマ闘争へ。広大生のみなさん、ともに闘おう!