週刊『前進』06頁(2535号1面1)(2535/05/14)
5月反動粉砕し6・10集会へ
闘う労働組合をよみがえらせ全原発廃炉へさらなる闘いを
5・21裁判員制度廃止!全国集会へ
(写真 全原発を止めた高揚感と廃炉への意欲と決意がみなぎるNAZENの隊列。飛び入りの人や在日フランス人グループも一つになり数倍にふくれあがった【5月5日 東京・港区】) (写真 反原発・反失業 東京メーデー 夕方・・・
(写真 全原発を止めた高揚感と廃炉への意欲と決意がみなぎるNAZENの隊列。飛び入りの人や在日フランス人グループも一つになり数倍にふくれあがった【5月5日 東京・港区】)

(写真 反原発・反失業 東京メーデー 夕方の集会後デモ【5月1日 千代田区】=記事2面)
「止まったんじゃない。止めたんだ」「今日のこのつながりをほどくことなく、ひるむことなく、原発いらない日に向かって、また続けていきましょう」。「原発いらない福島の女たち」の椎名千恵子さんは5月5日、東京・芝公園での集会でこう訴えた。同日午後11時3分、国内の稼働原発はついにゼロになり、原発のない社会への歴史の扉をこじ開けた。この日、全国各地で集会・デモが闘われた。芝公園には5500人が大結集し、全体の3割以上を占めた労組隊列を先頭に、「ストップ再稼働こいのぼり」を手にした子ども連れなども多数参加した。会場にはものすごい勝利感、高揚感がみなぎった。「止めよう」から「なくそう」へ、全原発廃炉に向けた新たな不退転の闘いと階級的激突が始まったのだ。
「稼働ゼロ」世界が注目
5・5にまで上りつめた1〜4月闘争の勝利は実に巨大だ。この歴史的な地平を、職場・大学・地域での労組拠点建設、学生自治会建設、国鉄闘争全国運動と動労千葉・国労物資販売の前進へと具体的に組織し、打ち固めよう。5・21裁判員制度廃止!全国集会、5・23狭山闘争、5・28市東さん農地裁判・千葉地裁デモに決起しよう。
そして何よりも、追い詰められた国家権力・資本の「5月反動」を粉砕し、6・10国鉄大集会の画期的な成功をかちとるために闘おう。これが当面する最大の決戦だ。この力でさらに7・16反原発10万人決起を実現し、消費大増税攻撃粉砕と野田政権打倒へ進もう。
稼働原発をすべて止めた日本の闘いは全世界から注目されている。「最も積極的な原発推進国の一つが驚くべき転換を果たした」(米ウォールストリート・ジャーナル紙)。「稼働原発ゼロ」は支配階級を打ちのめし、世界の労働者人民を勇気づけている。
時を同じくして5月6日、決選投票にもつれこんだフランス大統領選で、超緊縮政策への怒りがサルコジを打倒した。ギリシャ総選挙でも連立2大与党が過半数を割って敗退した。昨年来、ヨーロッパでは大恐慌下で、ギリシャ、イタリア、スペイン、オランダ、フランスなど9カ国で政権が崩壊した。
世界大恐慌下で不可避となった欧州債務危機と国債暴落時代への突入は、全欧州で「緊縮政策ノー」の怒りと闘いを生み出し、もはやプロレタリア世界革命の達成以外にいかなる出口も解決もないことを突き出している。問題は革命はいかにして実現できるのかだ。それに応えるものこそ本紙前号で打ち出した「春季特別号アピール」だ。
革命的な時代認識こそ
アピールがまず核心的に訴えているのは革命的な時代認識だ。これが闘い方も決める。
世界大恐慌はまだ序の口で、これから本格的に激化する。しかもブルジョアジーはこの大恐慌から脱出できない。なぜなら大恐慌の基底には過剰資本・過剰生産力の大重圧があり、それはまた労働力の商品化と剰余価値の搾取という資本主義の原理的矛盾から発出しているからだ。さらに今次大恐慌は、新自由主義の破産の帰結であり、資本主義はもはや完全に終わりだということである。
これに対する実践方針と結論は、新自由主義と徹底的に闘うことであり、そして闘えば勝利できるということだ。これはすでに、この間の動労千葉や東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の闘いを始め、階級的労働運動と職場闘争の実践が指し示している。
われわれは新自由主義の本質をつかみ直し、労働運動の力でそれを粉砕する決起を開始している。新自由主義とは、帝国主義の最末期の絶望的攻撃であり、労働者階級の団結を徹底的に解体する攻撃だ。この攻撃と総力で闘ったのが80年代の国鉄分割・民営化阻止決戦である。国鉄分割・民営化と25年間闘ってきた動労千葉はJR外注化阻止・非正規職撤廃・偽装請負弾劾の先頭に立って日本労働運動全体を牽引(けんいん)している。
また新自由主義は戦争・改憲攻撃へと行き着くこと、これを打ち破る力も労働運動の再生にあることを明らかにして闘ってきた。
新自由主義攻撃の核心である団結破壊と労働組合解体の攻撃を打ち破る闘いは、党の変革と飛躍にかかっていること、それは青年労働者を先頭として各産別、各戦線の闘いと一体化した地区党建設として具体化されることも鮮明にしてきた。
新自由主義を打ち砕く最大の道は労働組合をよみがえらせることだ。労働組合という基礎的団結形態で権力奪取、共産主義建設に至るまで勝ち抜く。労働組合は党・労働組合・ソビエトの三位一体的展開で決定的な役割を果たす。このことを明確にし、革命への目的意識性を貫いて闘おう。
そして中央委員会と細胞という革命党の基本的なあり方は、党中央が細胞と現場に肉薄すると同時に、細胞が党中央の立場に立ち、この両者が限りなく融合・一体化して闘うことによって力強く豊かに打ち立てられる。1〜4月の闘いはこの点でも大きく前進した。
国鉄闘争の基軸的位置
さらには国鉄決戦と反原発決戦の一体的発展をより徹底的に推し進めること、それと同時に2千万青年労働者を獲得する非正規職撤廃闘争を日帝・資本と闘う戦略的な柱に据えて闘うことの意義も鮮明になってきた。この決戦の「扇の要」に位置するのが国鉄決戦だ。今やJR資本は日帝ブルジョアジーの中枢、屋台骨となっている。
野田政権は、かつての「土光臨調」をモデルとした「行政改革に関する懇談会」のメンバーにJR東海会長・葛西敬之らを据えた。原発輸出や鉄道輸出を日帝延命の命綱として推進しつつ、JR全面外注化を突破口に4大産別などで全員解雇・9割非正規職化を強行しようとしている。連合会長・古賀伸明もこの懇談会の構成員だ。連合指導部は今や完全に政府・資本の手先だ。
ところが7月国労大会に向け、国労の連合への合流動向が強まっている。国労闘争団員の組合員資格確認訴訟(東京地裁)の第3回弁論に向けた準備書面で、国労本部は「闘争団に結集した組合員は……雇用の回復ができないことが確定すれば組合員でなくなることが予定されていた」「闘争団員は、納入すべき組合費について特別扱いを受け、かつ経済的援助を受ける等して、闘争を継続してきた」などと、歴史を偽造して闘争団員を切り捨てているのだ。
こんなことが許されるか! 直ちに国鉄労働者に6・10大結集を訴え、反撃しよう。
原発は新自由主義攻撃そのものだ。さらに被曝労働強制との闘いをマルクス主義的に位置づけ、原発労働者の過酷な非正規の現実を徹底的に暴き、組織していこう。これは廃炉への決定的な闘いだ。「反原発に労組の旗を持ち込むな」などという反動を粉砕し、再稼働阻止から全原発廃炉へ闘いを強めよう。
学生戦線の拠点化の闘い、青年労働者の組織化、労組青年部建設に挑戦しよう。
被災地に闘いと心のよりどころとなる拠点を建設しよう。福島診療所建設は原発事故・放射能と闘う決定的なとりでだ。
新自由主義の最先兵、大阪の橋下反革命の打倒へ、4大産別を先頭に職場に拠点を打ち立て、全員解雇・非正規職化、道州制導入、特区・更地化攻撃に総反撃しよう。
野田と橋下を打ち倒せ
4月27日、日米両政府は、在日米軍再編見直しの中間報告・共同文書を発表した。この中で範囲を「アジア太平洋地域」に拡大し、質的にも「動的(ダイナミック)防衛協力」へとエスカレートさせた。4月30日には、民主党政権では初の公式の日米首脳会談が行われ、ここでオバマは「米国が再びアジア太平洋地域を主導する」と強調し、むき出しの対中国、対日帝の争闘戦宣言を発した。その軍事的な「要石」が沖縄米軍基地だ。
米帝オバマは対中対峙・対決政策のもと日帝を徹底的に取り込み、動員し、日帝・野田は自己の延命をかけて日米安保強化、日米軍事協力に前のめりで突き進んでいる。辺野古新基地建設阻止と、基地労働者の存在と決起があらためて決定的攻防となった。
大恐慌下、トヨタに1兆円、5大銀行に2兆3千億円のボロもうけをさせておきながら、労働者人民には消費大増税と放射能被曝を押しつける脱落日帝に未来はない。
危機と凶暴化を深める日帝・野田と新自由主義の最先兵=橋下を国鉄闘争全国運動の発展と6・10国鉄大集会の圧倒的成功で打倒し、革命勝利を切り開こう。

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