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JP労組支配が崩壊 職場拠点建設に挑戦しよう

週刊『前進』06頁(2600号2面3)(2013/09/16)

JP労組支配が崩壊
 職場拠点建設に挑戦しよう

(写真 JP労組大会会場に向かい「『新一般職』導入反対!」とシュプレヒコール【8月20日 長野市】)

 8月20日〜22日に開催されたJP労組第6回定期全国大会は、連合JP労組による職場支配の崩壊の始まり、郵政労働者の根底的決起の開始を告げ知らせた。
 「新一般職」導入を柱とする「新人事・給与制度」の承認を含む本部案に対して、3割近くの反対票がたたきつけられた。JP労組は大流動情勢に入ったということだ。職場での絶対反対の闘いが、労働者の総反乱の動きを促進させている。現場組合員との合流のチャンスが到来している。勢いはわれわれにある。大会闘争ではそのことを路線的につかんだ。

 国鉄決戦勝利で情勢つくる

 国鉄分割・民営化は、労働者からすべての権利と団結を奪いつくす攻撃の開始だった。郵政民営化も国鉄分割・民営化なくしてなかった。現在、公務員労働者の団結破壊を貫徹するため「国鉄方式」による全面的な民営化攻撃が激化している。これを許してきたのが体制内労組指導部だ。
 だが、動労千葉鉄建公団訴訟において、国鉄分割・民営化における国家的不当労働行為の真実がついに暴かれた。
 またフクシマと連帯し、被曝労働を拒否してストライキで闘う動労水戸と、国労郡山工場支部の闘いは、全世界の労働者との連帯を促進した。
 9・25反動判決阻止をめざす4カ月決戦の勝利で階級的力関係を一気に変え、国鉄決戦で革命をたぐりよせる党の闘いが、基底的にこの情勢をつくり出したのだ。

 「2021」は粉砕できる!

 「新人事・給与制度」「新一般職」導入との闘いを狭い意味での賃金制度改悪との闘いとしてではなく「郵政グループビジョン2021」粉砕路線として確立したことが決定的に重要だ。破綻した民営郵政の延命策として打ち出されたのが「郵政グループビジョン2021」であり、その攻撃の核心は外注化と10割非正規職化の推進にある。JR東日本の「グループ経営構想X」と同じだ。
 また、それは「グループ横断的な人事交流」と称して強制配転を推進し、さらに徹底した意識改革=労働者意識の解体攻撃を画策している。
 「郵政グループビジョン2021」攻撃の一環としての「新一般職」導入は、すべての労働者の低賃金化・非正規職化の攻撃であり、一層の分断と競争をもたらす攻撃である。正規に対しても、異動に応じない労働者を退職か新一般職にたたき落とす攻撃だ。
 しかし、現場の攻防はすでに始まっている。闘いは始まったばかりである。「新人事・給与制度」「新一般職」を職場の闘いで粉砕することは可能である。
 JPEX子会社化の破産、小包統合の失敗という郵政民営化の破産が突き出される中で、郵政当局が自らの経営責任を居直り、一時金の大幅カットなどで現場労働者に責任をなすりつけ、矛盾を押しつけることに対して、JP労組中央は「痛みを分かち合う」と屈服・丸のみしてきた。「これでも労働組合か!」という現場労働者の怒りは当然収まっていない。郵政当局の言う「頑張った者が報われる制度」など、現場の労働者は誰一人信じていない!
 JP労組中央はこれ以上「新人事・給与制度」導入を遅らせるわけにはいかないと、現場労働者の一時金カット以来の中央への怒りがあるのを承知しつつも、「妥結承認」を今大会で強行する以外ないところに追い詰められた。そのためにさまざまな「甘言と恫喝」をもって「妥結承認」を強行しようとした。その中での3割の反対だ! 連合支配の崩壊と職場からの反乱の開始だ。
 また、郵政非正規ユニオンを先頭とする全国の非正規労働者が、極限的な搾取と分断攻撃の中で「私たちも人間だ」と声を上げ、渾身(こんしん)の決起をもってJP労組本部の職場支配、労働者支配を根底的に破産させている。今まで現場労働者が「黙って従う」ことのみで成立していた民営郵政とJP労組中央の支配は崩壊しつつある。全国の闘いはそのことを示している。郵政労働者の我慢は限界を超えつつある。絶対反対で闘い、郵政職場に階級的拠点と団結をつくり出す闘いが始まった。この間の闘いが全体の情勢を揺り動かしているのだ。

 労働運動できる党へ飛躍を

 「労働運動ができる党」への飛躍とは、路線的闘いを中央委員会—細胞、地区党建設を総括軸に進め、産別委員会の強固な団結をかちとる中にある。大情勢をつくり出すのはわれわれであり、階級からの信頼は絶対反対の闘いでつくられる。
 この間の各産別大会における連合支配の崩壊が示すように、日帝は新自由主義攻撃を貫徹する支配の構造をいまだにつくり出しえていない。そこを突いた絶対反対の闘いで労働者階級の根底的流動化と新たな決起がついに開始されたことに確信を持とう。
 『前進』1万人読者網建設を土台に支部・分会権力に挑戦しよう!
 11月労働者集会に郵政労働者の総決起をかちとろう。
 (大谷和彦)