週刊『前進』の記事【2010年4月-->2014年1月】分
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都知事選の力で安倍倒せ 総転向・総翼賛状況を打ち破り階級的労働運動の拠点建設を 3・11反原発福島行動'14(郡山)へ 法大暴処法裁判、2審も無罪 記事6面

週刊『前進』06頁(2620号01面01)(2014/02/17)


 都知事選の力で安倍倒せ
 総転向・総翼賛状況を打ち破り階級的労働運動の拠点建設を
 3・11反原発福島行動’14(郡山)へ
 法大暴処法裁判、2審も無罪 記事6面

(写真 “東京燃ゆ!”鈴木さんが都知事選を振り返って総括と感想を語った。17日間を闘い切った勝利感があふれる総括集会がもたれ、新たな出発点となった【杉並 2月10日】)
(写真 星野文昭さん奪還へ渋谷デモ 労働者、学生ら520人が結集【2月9日】=記事6面)

 東京都知事選挙は2月9日に投開票が行われ、憲法と人権の日弁連をめざす会が推薦した鈴木たつお候補は、きわめて革命的な主張と政策を掲げて、連日の街頭宣伝・演説会をはじめ熱烈な選挙戦を闘いぬき、本当に宝のように輝く1万2684票を獲得した。大恐慌と3・11情勢のもとで危機にあえぐ日帝・安倍政権と、崩壊を開始した帝国主義・新自由主義の、マスコミをも総動員した大反動と圧殺攻撃を打ち破って、学生・青年労働者を先頭に、鈴木候補と一体となった連日の総決起がかちとられた。この歴史的経験は巨大である。都知事選決戦の地平から2〜3月闘争へ直ちに大進撃しよう。

 新自由主義と闘う蜂起戦

 革共同は鈴木たつお候補を断固支持し、全都・全国の党の総決起で1カ月間の蜂起戦・死闘戦を闘いぬいた。
 現場の労働者の要求と闘いが鈴木候補の政策となり、鈴木候補は青年をはじめとした労働者の階級的利害を代表する唯一の候補となった。青年労働者と全学連の学生が都知事選の先頭に立って奮闘した。「国鉄決戦でプロレタリア革命勝利を」を合言葉とする階級的労働運動を全力で発展させる闘いとして都知事選を据え、「1千万人の怒りで安倍を倒そう」と訴えて、2014年の冒頭から巨大な階級決戦を決断し、歴史的挑戦に打って出たのである。
 それは「現代革命への挑戦」そのものであり、帝国主義・新自由主義と全面対決し、これを打倒する一個の政治的蜂起戦だった。
 日帝国家権力とブルジョアジーは、新自由主義の崩壊が「革命のうねり」へと転化することに恐怖し、それを阻止するために、鈴木候補と労働者階級の存在と決起を抹殺し圧殺することに全力をあげた。マスコミを総動員し、最初から最後まで「主要4候補(6候補)」なるおぞましい世論操作を連日繰り広げた。まさにブルジョア議会制度による階級支配の本質をむき出しにしてきたのである。
 有権者の実に54%が棄権(投票率46・14%)したことは、この「4候補(6候補)」以外の選択肢を認めないとするとんでもない翼賛選挙に対する意識的で明確な拒否であり、鈴木候補の闘いが生み出した体制変革=革命の意思表示であり、本質的には「鈴木票」にほかならなかった。昨年の山本太郎選挙で生み出された66万人(100万人)の決起が、鈴木候補の闘いに引き継がれた。鈴木候補の「ともに闘いに立ち上がろう」という革命的な主張に触れた労働者人民のうちから、1万2684人という真に貴重な意識的決起がかちとられたのである。
 大恐慌と3・11情勢のもと、日帝・安倍政権の極反動と危機が生み出した、極右・ファシストとの本格的激突が都知事選で始まり、今や1930年代型の階級情勢が現実化している。「安倍首相に最も近い」を売りに極右・ファシストの田母神が登場し、権力・マスコミは「主要4候補」の一角としてこれを宣伝した。NHK新会長・籾井勝人が就任会見で極右思想と安倍の先兵化を披歴し、百田尚樹や長谷川三千子ら極右の経営委員の言動がこれに続いた。安倍は、集団的自衛権行使容認に向け内閣法制局長官に小松一郎を充てるとともに、籾井らをNHKに送り込んだのだ。
 安倍は都知事選で田母神を実質的に支持すると同時に、NHKに送り込んだ籾井、百田、長谷川らの言動も、「思想の自由」「聞いていない」などと言って容認し、国会招致も拒否している。「2020年東京オリンピック」をもテコとして労働者階級人民を総翼賛化し戦争動員する攻撃に鈴木候補のみが真っ向から対決して闘いぬいた。

 2010年代中期へ展望

 他方で今回の都知事選は、スターリン主義や社会民主主義などあらゆる体制内勢力、中間主義的勢力の分岐・分裂と変質・転向を促進した。この体制内勢力と中間勢力の総転向が安倍を延命させ舛添を押し上げたのである。彼らは安倍打倒や極右・ファシストとの闘いから逃げ、20年東京オリンピック開催に唱和し、挙国一致の翼賛体制に加担して、「脱原発」のペテン性を自己暴露した。また「脱原発」を唱える勢力や、革共同から脱落した血債主義分子がこぞって、細川・小泉連合を支持するという総転向が起こった。
 あろうことか連合東京は舛添を支持した。これは決定的な事態であり、連合による労働者支配の崩壊と総翼賛化である。日本共産党スターリン主義は、「世界一労働者が働きやすい東京」と、安倍や日帝ブルジョアジーと変わらない政策を掲げた。資本は労働者を働かせ搾取して肥え太る。「働きやすい」とは資本への怒りも闘いも捨てるということだ。「世界一企業が活動しやすい日本」をめざす安倍や経団連との労資一体化宣言だ。さらに福島と被災地を切り捨て労働者人民に地獄を強制する東京オリンピックを、「国民が元気になる」と美化し積極的に推進する日本共産党は、労働者階級への敵対者である。
 革共同の都知事選決戦への歴史的決断は、30年代型階級闘争と2010年代中期階級決戦への展望を押し開いた。大恐慌と「戦争か革命か」の時代の到来の中で、巨大な階級的労働運動と大衆行動、労組拠点建設と革命的労働者党の建設に向かう本格的な飛躍の過程が始まった。首都圏を軸に階級的労働運動の新時代が確実に開かれ、プロレタリア革命運動のうねりが現実のものとなっている。都知事選の地平から、安倍打倒と労働運動をめぐる大攻防に全力で躍り出よう。
 福島原発事故と東京オリンピック開催問題は、いよいよこれから日本帝国主義・新自由主義にとって巨大な破綻点と化し、死の重圧となって安倍と支配階級にのしかかっていく。日帝・安倍は舛添の「勝利」を理由に、原発再稼働と集団的自衛権行使=改憲へ、さらには教育をめぐる反動攻撃、教育の国家統制へと踏み出そうとしている。これとの階級的激突はすでに都知事選過程で始まっている。都知事選決戦の地平から安倍と舛添を労働者階級の怒りの炎で断固打倒しなければならない。

 国鉄最高裁決戦と春闘へ

 2月7日の「県民健康管理調査」検討委員会で、福島の子どもの甲状腺検査結果が出た25万4千人のうち、実に75人が甲状腺がんやその疑いがあると診断された。がんと確定した子どもは、昨年11月の26人から33人に、「がんの疑い」は32人から41人に増加した。それでも県は「被曝の影響とは考えにくい」と開き直っている。
 その上で3月から被曝線量や県民健康管理調査結果の「一元管理」を開始するという。恐るべき被曝の事実とデータを闇に葬り去ろうとしているのだ。福島第一原発の破損した原子炉からの放射能汚染が拡大している。猛毒の放射性物質ストロンチウムによって地下水がとてつもなく汚染されている。原発再稼働など断じて許されない。
 都知事選の過程でロンドンの地下鉄労働者が、合理化と首切りに反対し48時間ストを決行した。12年ロンドンオリンピックの治安弾圧(ロンドンがゴーストタウンと化した!)と、オリンピックが生んだ財政破綻のしわよせに労働者は激しく怒っている。
 崩壊する新自由主義のもとで東京オリンピックの破産は不可避である。それは1%の大ブルジョアジーが群がる巨大利権の巣であり、労働者には大合理化とリストラ、民営化・外注化・非正規職化、超低賃金、長時間労働・過労死、無権利化の地獄を強制するものになる。東京オリンピックによる福島圧殺と被災地切り捨て、原発再稼働攻撃を、都知事選の地平から徹底対決し粉砕しよう。
 都知事選を引き継ぎ、猛然と2〜3月闘争に打って出よう。2・16国鉄集会の成功から1047名解雇撤回・JR復帰に向け最高裁決戦に総決起しよう。都知事選に熱いエールを寄せた韓国・民主労総ソウル地域本部にこたえ、2・25韓国ゼネスト連帯行動に立とう。労組拠点建設をかけ14春闘を闘おう。
 福島原発事故3周年の3・11反原発福島行動14(郡山市)に、あらゆる反動をぶち破って総決起しよう。鈴木候補は福島の怒りを唯一体現して闘った。この地平を引き継ぎ闘おう。NAZENいわき主催の2・23怒りのいわき行動、NAZEN東京主催の3・1ビキニデー集会(杉並)に結集し成功をかちとろう。
 都知事選は階級的労働運動の発展と労働者党建設、『前進』1万人読者網建設への巨大な展望を開いた。さらに意気高く闘おう。