週刊『前進』の記事【2010年4月-->2014年1月】分
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闘いは進む 青年の職場から 郵政 ゆうパック配達は破綻寸前 すべては会社の責任だ 宮城 中村淳司

週刊『前進』06頁(2612号2面4)(2013/12/09)

闘いは進む 青年の職場から
 郵政 ゆうパック配達は破綻寸前 すべては会社の責任だ
 宮城 中村淳司

 ゆうパックの配達に委託業者を導入するようになって数年がたち、さまざまな問題が出てきた。誤配、配達時間を守れないなどいろいろあるが、私が一番怒っているのは業者がまったく定着しない、この一点に尽きる。
 うちの班は10月から別の業者に代わった。これで何社目だろう。配達エリアに慣れてきたところで辞めてしまうので、いつまでたってもきちんと仕事が回らない。
 辞める彼らが悪いのではない。何せ労働条件が悪すぎる。週に休みが1日しかなく、そのエリアのゆうパックを1日全部面倒を見るという契約なので、朝7時半から夜10時近くまで働く。自分なら1週間で辞めるだろう。
 しかも、彼らが休みの時は私たちJP本体の労働者が代わりにゆうパックの配達に行く。その時は、書留や速達を配達する担務の労働者がゆうパック配達に回されるので、通常郵便を配達する労働者が書留や速達もやらなければならない。通常郵便の配達区は通常郵便だけを配達する前提で区割りがされているので、当然よりハードになり、残業も増える。私の10月の残業時間は32時間。昔は10月にここまで残業はしなかった。カネにはなるけれど体はくたくただ。
 そもそもなぜ委託で穴が開くのか。なぜその埋め合わせを私たちがやらなければいけないのか。どう考えてもおかしい。それだったら委託の意味がないではないか。最初からJP本体の労働者として人を増やすべきではないか。委託契約ってどうなってるんだ?
 そんなことを日々思いながら働いていた先月の中ごろ、ついに恐れていた事態が起きた。またしてもうちの班担当の委託の人が辞めたのだ。最悪だ。もうすぐお歳暮の配達で殺人的に忙しくなるこの段階で辞められたらアウトである。代わりを入れても半月で一人前になれるわけがない。ということで年末は私たちがゆうパックの配達をすることが確定した。ああ、また残業が増える……。
 あらためて思う。JP本社はこの現場の現実を知っているのか? JP労組本部は知っているのか? ゆうパックの配達が破綻していないのは、私たち現場労働者がボロボロになって働いてかろうじて回しているからだ。しかし、それも限界に近づいている。
 これはすべて郵政民営化がもたらしたものだ。単年度黒字や経営効率化にひた走るあまり、事業にとって最も大事な部分、仕事をちゃんと回すということが完全に置き去りにされた。その結果がこのゆうパック配達の現状だ。交通事故や誤配をしたらその現場労働者をたたきまくるくせに、業務運行体制が崩壊寸前になっても何ひとつ責任をとろうとしないJP当局、そしてそれを後ろ支えするJP労組本部を絶対に許せない。
 やつらにこの落とし前をつけさせるために、私は現場の横のつながり、団結をもう一度つくり上げる闘いをとことんまで続けるつもりだ。
 私は負けないぞ!