〔Ⅰ〕 青年労働者と非正規の怒りを根底から解き放つ闘い始まる
(1) 新自由主義を打倒できる確信つかんだ1〜3月決戦
「国鉄決戦と反原発・反失業でプロレタリア革命を切り開け」の本紙新年号1・1アピール路線のもと、2012年冒頭以来の闘いはめざましい前進をかちとった。その地平は、新自由主義を打ち破り、資本主義を転覆して労働者が全社会の主体的担い手となる人類の本史へと大きく動き出したことを開示した。
日本と世界のプロレタリアートの眼前で、新自由主義の最末期性、破綻性とそれゆえの凶暴性があらわになった。それときびすを接して全世界で歴史的な規模でのプロレタリアートのデモ、ストライキ、ゼネストが日々打ち抜かれ、プロレタリア日本革命−世界革命への序曲が始まったと断言できる。とりわけ、日本階級闘争が国鉄決戦と反原発闘争を2大基軸に、両者が相呼応し融合することで、戦後革命期の闘いや60年〜70年闘争をもその根幹においてのりこえるような闘いの渦中に突入した。何よりも、膨大な青年労働者、非正規職労働者の根源的な怒りの決起がついに本格的に始まった。
とくに1〜3月の、JRの検修・構内業務全面外注化阻止の闘いと、3・11福島県民大集会の歴史的高揚を戦取する全過程とその偉大な勝利の地平は、革命的共産主義運動にとってひとつの金字塔と言えるものである。この闘いを通して新自由主義の破綻性を暴き出し、そして必ずや打倒できるという展望をつかみとったことの絶大な意義を確認したい。
資本主義は終わりだ
ひとつは、07年に始まる現下の世界大恐慌の解決不能の絶望的危機が、新自由主義の歴史的破産として爆発していることを明確にしてきた。帝国主義のあらゆるあがきにもかかわらず、大恐慌の進行・深化・発展の大きな流れは、押しとどめることなど不可能である。世界大恐慌と新自由主義の破産は、日々一体となって進行している。
そもそも今日の大恐慌は、歴史上3度目の大恐慌である。1873年の恐慌と19世紀末に至る30年近く続いた大不況で、資本主義は基本的に終焉(しゅうえん)していた。しかし、帝国主義段階へと推転することで生き延びた。レーニンが喝破したように、帝国主義は「死滅しつつある資本主義」「プロレタリア社会主義革命の前夜」である。のみならず、帝国主義は社会主義・共産主義を実現するためのあらゆる客観的前提条件を成熟させた。
だが、1917年ロシア革命や2度目の大恐慌である1929年恐慌と30年代の大不況にもかかわらず、帝国主義は世紀をこえて生き延びてきた。それは、帝国主義自身の中に生命力があったからではない。スターリン主義の登場による国際共産主義運動の歪曲と裏切りに助けられて、幾度にもわたる戦争と革命の逆巻く中を暴力的に突破し、生き延びてきたのである。
だが戦後初の世界恐慌として爆発した1974〜75年恐慌で過剰資本・過剰生産力の根本的問題が突き出され、戦後発展も完全に終わった。帝国主義国の利潤率は半減し、企業はいかにあがこうとも実物投資の利潤率は上がらない状態が延々と続いている。同時にこの過程はアメリカ帝国主義の歴史的没落と一体のものとして進み、戦後の帝国主義世界体制は根底的動揺と崩壊の渦中に突入することとなった。
こうした中で、最末期帝国主義の最後の絶望的延命策として登場したのが新自由主義である。しかし過剰資本・過剰生産力の絶対的壁が解決されない限り、危機と矛盾は悪無限的に拡大する。過剰資本・過剰生産力の壁とは、私有財産制と労働力商品化という資本の矛盾、資本主義の原理的矛盾の爆発以外の何物でもない。新自由主義は今や、国家機構や軍隊・戦争までも資本の金もうけの手段に変え、労働者階級の生存をも破壊する強労働・強搾取、大量解雇と非正規職化の攻撃を強めている。だが工場法以前の過酷な労働を強いても、資本主義・帝国主義の基本矛盾は絶対に解決できない。
労働組合めぐる死闘
新自由主義の破産としての今次大恐慌は、まさしく「後のない」大恐慌である。最末期帝国主義の生命力はつき果てている。そして全世界のプロレタリアートの前にその正体が暴かれ、生きるための根源的決起がたたきつけられている。今や、大恐慌が行き着く先は大失業と戦争の惨禍以外にない中で、労働者階級人民が今度こそ地の底からの大反撃に立ち上がることは不可避の趨勢(すうせい)に入った。
二つ目には、新自由主義は労働組合の屈服・転向をその内部に取り込み、労働組合の名においてそれを推進するという構造を、階級的労働運動と労働組合の必死の実践を通して暴き出したことである。新自由主義との闘いは、労働組合の存在そのものをめぐる死闘であり、ここでの攻防が全情勢を決定づけるものになる。
レーガン・サッチャー・中曽根らによる新自由主義への踏み出しは、アメリカのAFL−CIO(米労働総同盟・産別会議)、日本の連合などをその内部に完全に取り込んで行われた。民営化・外注化と解雇・非正規職化などを労働組合が提案し、資本・当局との団交で合意し、協約をつくり強行する。労働組合が率先して職場と労働者を資本に売り渡してきた。国鉄分割・民営化の先兵=JR総連・東労組はその典型である。
しかし、大恐慌と昨年の東日本大震災・原発大事故から1年、社会全体を覆いつくす新自由主義の絶望的凶暴化に対して、労働者階級の生存をかけた絶対反対の階級的反撃が始まった。労働組合が階級的団結を必死に組織し、反撃すれば、大災害などの惨事をも逆に資本が餌食にして肥え太ろうとする新自由主義の「ショック・ドクトリン」を無力化させ、逆包囲し、新自由主義を打ち破ることができるのだ。
JR東日本の検修・構内全面外注化を阻止した動労千葉の傑出した闘い。非正規職労働者の現場からの労働組合結成や解雇攻撃との不退転の闘い。新自由主義による学校と教育の破壊に非和解で反撃する教育労働者の闘い。公務員バッシング、「公務員=悪」論と徹底対決する自治体労働者の闘い。新自由主義の最後の先兵=橋下徹大阪市長の反革命を食い破る、八尾北・西郡を先頭とする決起。これらの闘いは、職場生産点で新自由主義の元凶である資本主義体制を根底的に批判し、労働者の団結した力に対する確信を取り戻すことが、階級的労働運動の前進と勝利をたぐり寄せることを実証した。
何よりも決定的なことは、新自由主義のもとで最も踏みにじられてきた膨大な非正規職労働者・青年労働者の中からついに、労働者として人間としての根源的な怒りがせきを切って噴出し始めたことである。大震災と原発大事故の衝撃が、そこにさらけ出された資本と国家の腐りきった姿と犯罪的な居直りが「敵は誰か」を明確にし、青年労働者の自己解放をかけた決起を爆発的に解き放った。また、東京西部ユニオン・鈴木コンクリート工業分会の雇い止め解雇撤回闘争への決起は、すべての非正規職労働者の前に、団結すれば勝てるという大きな展望を切り開き、非正規職撤廃闘争の大爆発への突破口を開くものとなった。
今や、階級的労働組合を復権するために、4大産別の青年労働者、非正規の青年労働者が屹立(きつりつ)して闘っている。青年労働者の怒りの決起と反乱が職場生産点に横溢(おういつ)し、新自由主義の一翼を構成する腐敗した労働組合指導部を打倒する道筋が切り開かれている。
組織拡大闘争に突入
さらにいまひとつは、新自由主義との闘いに勝ち抜くためには組織拡大が切実な欲求となり、実際に組織拡大で労働運動・労働組合の主導権をとる格闘が本格的に始まったことである。
動労千葉労働運動が外注化攻撃を粉砕し続けてきた地平の核心には、青年部結成を始めとした組織拡大での打ち抜きがある。ここには労働組合の実践の中から創造した生きたマルクス主義が宿っている。労働組合とは団結することが出発点であり、絶えざる組織拡大の教訓と前進をテコにして強化されていく。動労千葉の2001年以来の全面外注化攻撃との10年をこえる攻防は、いくつもの試練と組織破壊攻撃、役員を先頭にした強制配転攻撃に直面しつつも、「組織拡大で反撃する」を合言葉にして一丸となって実践し、必死に勝ち抜いてきた歴史である。
新自由主義のもとでの職場の労働者支配は、資本と一体化した労働組合が先頭に立って暴力的に行われてきた。この結果、資本自身の職場制圧力は圧倒的に弱体化し、空洞化している。職場で絶対反対で闘う1人の決起が今や職場全体を揺り動かす。あるいは少数組合の決起であっても、それが他労組や体制内労組の組合員も獲得して職場を制圧する。動労千葉や動労水戸を始めとしたいくつもの職場闘争の教訓をとらえ返せば明白である。
だが資本はそのまま崩壊するわけではない。組織拡大で反撃し続けることが最大の力であり、資本を追いつめ、新自由主義を打ち破る武器となる。
職場闘争が組織拡大に結びつく核心は、労働者の怒りと誇りと階級的正義をとらえつくし、束ねることのできる路線の確立と深化にある。動労千葉が4・1外注化を阻止した力は、反合理化・運転保安闘争路線を団結の中軸にすえて闘ったことである。とりわけ、究極の合理化である職場丸ごとの外注化と闘うことで、反合・運転保安闘争路線を深化させ、組織拡大に果敢に挑戦したことである。合理化攻撃と非和解で闘う労働組合が資本の攻撃を打ち破り、組織拡大も実現するという戦後労働運動における歴史的管制高地を切り開いている。
総じて、階級的労働運動の必死の実践は、新自由主義の内部矛盾を暴き出し、新自由主義と闘って勝利できる可能性を、6千万労働者階級と非正規職の過酷な現実に苦悩し怒る青年労働者に示したのである。
(2) 動労千葉の外注化阻止は国鉄労働運動再生の突破口
2012年は、日本での新自由主義の突破口となった国鉄分割・民営化から25周年になる。JRはこの25年間にその矛盾を激化させ、さらに大恐慌と3・11情勢のもとで延命を求めて第2の分割・民営化攻撃を全面化させてきた。この攻撃は同時に、福島原発大事故によって全原発が停止寸前になろうとしている途方もない打撃からの日帝の絶望的延命と一体のものであった。 JRの第2の分割・民営化攻撃は、大恐慌が日帝を最も激しく直撃する中で、日帝ブルジョアジー全体の延命をかけ、戦後階級闘争の全歴史と階級的労働運動のすべてを根絶しようとする階級意志をもって仕掛けられた。全駅外注化、検修・構内業務の全面外注化・民間委託、グループ企業再編、ライフサイクル制度、契約社員制度、新人事・賃金制度、基地統廃合などの攻撃である。それは鉄道業務・現業部門のまぎれもない全面外注化・民間委託であり、総じて平成採労働者の配転、リストラ、出向、非正規職化に全面的にのりだすものとしてあった。
この反革命は、JRを先端にし突破口にして、360万公務員の全員解雇を始め、全労働者の9割の非正規職化へと突進しようとするものである。さらに橋下大阪市長を反革命的先兵にした「大阪都構想」をテコにして、道州制の現実化をも引き寄せようとするものだ。
しかし日帝とJR資本の総力をあげた全面外注化攻撃の中軸をなす検修・構内全面外注化の4・1実施は、動労千葉の01年以来10年にわたる外注化阻止闘争の威力を土台にしつつ、昨年11月以来の基地統合反対の長期の指名ストライキを含むあらゆる力を糾合して阻止された。動労千葉は、他労組の組合員や外注化先の民間委託会社における階級的統一的な拒否闘争をも組織して、攻撃にトドメを刺した。
動労千葉は、資本のリストラ・合理化攻撃の本質をマルクス主義でとらえきり、〈資本との非和解的対決〉〈絶対反対〉〈階級的組織的団結の強化・拡大を総括軸として闘う〉という基本路線を貫き通して闘った。とりわけ、外注化・非正規職化攻撃の最弱点である偽装請負と出向・転籍を徹底的に弾劾しぬいた。この闘いは、今後の国鉄労働運動と日本労働運動の担い手となるべき平成採と青年労働者の決起を促し、その一挙的獲得への目的意識性に貫かれている。
偽装請負の徹底追及と集団的な出向拒否闘争が火を噴けば、新自由主義の外注化・非正規職化の土台が崩壊することになる。それは新自由主義の存立基盤の崩壊そのものである。
動労千葉は、1970年代の船橋事故闘争や三里塚ジェット燃料輸送阻止闘争、80年代の国鉄分割・民営化反対闘争と、連綿として日本労働運動に階級的魂を吹き込みつつ、革命的路線を打ち立て、日帝支配階級と資本の前に厳として立ちはだかってきた。そして今回の全面外注化阻止闘争で切り開いた地平は、日本と全世界の労働者階級にかつてない影響力と求心力を打ち立てるものになる。
同時に確認したいことは、JRの全面外注化は新自由主義の絶望的延命として90年代に始まり、JR総連カクマルなどの既成労働組合を全面的に取り込んで総力をあげて組織されてきた。そして国鉄分割・民営化反対闘争の象徴でもある国鉄1047名闘争団を2010年4・9「政治和解」で解体することで、一挙に全面攻撃に踏み込んできたのだ。昨年以来の闘いは、こうした全圧殺体制を打ち破ったのだ。
それは国鉄労働運動を再び歴史の前面に立たせ、労働運動をめぐる党派的大再編をも不可避とする大流動局面を生み出している。動労水戸の外注化阻止・被曝労働弾劾のストライキ、国労郡山工場支部と国労共闘の決起、1047名闘争を貫く国労原告団の不屈の闘いなど、動労千葉とともに国鉄労働運動はあらゆる試練をこえて、その経験と教訓の中から階級的労働運動の共有財産を生み出しつつ、新自由主義打倒へと突き進んでいる。その中から国鉄闘争全国運動が、新自由主義と闘う労働運動の潮流すべてを糾合する大運動へ飛躍する歴史的な発展が始まっている。
(3) 「原発とは絶対非和解」の団結築いた3・11の大勝利
戦後労働運動と階級闘争の歴史的結節環で決定的な位置と役割を担ってきた国鉄労働運動が今日、大恐慌と3・11情勢下で階級的力関係を変動させる闘いを爆発させていることは、反原発闘争の根幹に点火するものとなった。
「原発いらない!3・11福島県民大集会」の革命的意義は計り知れないほど大きい。3月11日が、日本全土と世界に広がる全原発の廃炉と、資本主義・帝国主義を打倒し、人間の共同性奪還、自然と人間の一体化を通した人間の根底的解放に向かう闘いの日として刻印された。3・11は、福島現地・郡山に1万6千人、全国100カ所で10万人、全世界21カ国・132の都市で巨万の決起という歴史的大闘争になった。
郡山開成山野球場での福島県民の発言は、「国家・資本の階級的大罪への責任追及」「社会の根底的変革への希求」という、日帝・野田政権の「慰霊」「復興」など粉みじんに粉砕する激しい怒りと不退転の信念にあふれていた。フクシマの根源的怒りは原発再稼働など焼きつくす激しさをもって日々発展し、原発立地県・地元を始めとして全国に燃え広がっている。
「地上に置かれた原爆」である原発が、ヒロシマ型原爆の百数十倍もの死の灰=放射能をまき散らしながら爆発したのである。そして今現在も、この恐るべき事態は続いている。日帝・資本は何ひとつ責任をとっていない。この階級的大罪に対する労働者階級人民の怒りの大きさ、人間的根源的な怒りの深さ、そして価値観の転換と闘いへの力が階級闘争の大地にあふれ出している。原発全廃に至るまでやむことのない闘いの火ぶたは切られた。
原発大事故は言うまでもなく日帝・新自由主義の大破綻としてあり、その打撃の回復不能の大きさゆえに、今や日帝は人類史上最悪の絶望的凶暴化に踏み込んでいる。野田政権は、昨年末の「事故収束」宣言と高濃度の放射能汚染下への帰還強制、日帝・独占企業の延命のための復興特区攻撃、そして原発推進・再稼働とそのための東京電力や「原子力村」体制の再建などにのめり込んでいる。「フクシマを返せ」という労働者人民のほとばしる叫びのことごとくが踏みにじられている。
さらに福島県立医大副学長の山下俊一らの極悪御用学者を動員して、内部被曝・低線量被曝問題の深刻性を抹殺し、「年100㍉シーベルト以下なら問題ない」とまで言い放っている。深刻きわまりない被曝の現実も、「医療特区」攻撃のもとで資本の金もうけの餌食にすると言うのだ。
昨年3・11から1年を経て日帝支配階級は、新自由主義の延命のためなら労働者人民、子どもたちを放射線下にさらし、生命の危機を引き起こそうが構わないというのである。ましてや福島第一原発事故の原因も解明できない中での「原発の安全宣言」など、天人ともに許されることではない。ここまで腐り果てた日帝・新自由主義を打ちち破るために、国家の虚飾を最後の一片まではぎ取り、打倒するという歴史的人類史的局面に立ったのである。
労働組合が牽引軸に
さらに強調したいことは、階級的労働運動の前進の中で日本の労働者階級が反原発闘争の圧倒的な中心部隊となり、同時に牽引(けんいん)軸として登場していることである。
3・11福島県民大集会の爆発の根底には、この集会を戦闘的階級的に打ち抜くための必死の格闘があった。国労郡山工場支部の闘い、福島県教組の闘い、NAZENフクシマの闘い、さらに福島の女性たちの生存をかけた闘いである。のみならず動労千葉、動労水戸、国労共闘、そして国鉄闘争全国運動が職場生産点で階級的力関係を塗り替えて前進していることが決定的土台になっている。
同時にNAZENが全国各地で結成されたこともあいまって、厚い層をなした統一戦線の戦闘的形成が実現し、全人民の迫力ある結集へとつながっていった。階級的労働運動派の力強い前進こそが、既成の労働組合の指導部の制動と抑圧を打ち破り、労働者階級の自主的・主体的決起として発展した。
国鉄決戦と一体で爆発する反原発闘争の大高揚は、一挙的な党派的大再編と、巨大な規模での労働者階級人民の革命的行動を促進するものとなる。そして3・11の大高揚が、階級的労働運動の基盤と組織力を猛然と拡大する力になることは明白である。何よりも、郡山1万6千人の大結集は、階級闘争史上画期的な集会を通してひとつの団結した力になり、日帝・新自由主義への脅威として突き刺さったのである。
そうであればこそ日帝・野田政権は暴力的決断をもって再稼働に踏み切ろうとあがいている。電力問題は今日の大恐慌情勢、とりわけ世界的な金融超緩和政策のもとで石油・LNG(液化天然ガス)が高騰しつつあり、深刻な問題に発展している。国際争闘戦での脱落を深める日帝にとってそれは新自由主義の延命の命綱になっている。
しかし再稼働阻止・全原発の廃炉は可能である。フクシマを先頭とする労働者階級人民の巨大な反撃力はさらに広大に発展している。3・11一周年は、日帝・新自由主義打倒から資本主義社会の転覆—共産主義社会建設へと上りつめていく不動の出発点になったのである。
3・11の地平のもとで、「4・9反核燃の日」青森行動は、「原発なくそう! 核燃なくそう!」の歴史的闘争になった。反原発闘争が原水禁・原水協の制動と裏切りをのりこえて、核武装阻止の闘いとして発展しようとしている。3・11の大高揚は、ヒロシマ・ナガサキ、ビキニ、沖縄をフクシマと結合させて、革命的共産主義運動のもとに甦(よみがえ)らせようとしている。この地平に立ち、3・11の大高揚が呼び出した密集した反動との闘いを、主流派=多数派への道に転じ、国鉄決戦と反原発闘争で新自由主義にトドメを刺そう。
(4) 法大闘争の地平引き継ぐ全国学生運動の本格的発展
新自由主義の30年は大学と教育を破壊し、学生から人間的主体性を奪い、学生自治会・サークル・自治寮などの学生の団結のことごとくを解体し、他方で「学費・奨学金・就活」の三重苦に縛りつけることに終始した。そうした大学の腐敗・腐朽の極みこそ、「原子力村」の中枢を占める御用学者と原発推進大学である。
しかし、60年安保闘争、70年安保・沖縄闘争、80年代国鉄・三里塚決戦を通して、反スターリン主義・革命的共産主義運動のもとで不屈に発展してきた日本学生運動は、大恐慌と3・11情勢下で最強の力を獲得しつつ、新自由主義に断を下し資本主義・帝国主義を打倒する革命的先進部隊として立とうとしている。
ひとつは、法大学生運動に対する史上類例のない権力・当局の圧殺攻撃に勝ち抜いて、21世紀のプロレタリア革命に向かう学生運動の可能性と展望を押し開いていることである。その地平は、新自由主義がいかに絶望的に凶暴化しようとも、日本の300万学生が労働者階級とともに決起すればそのことごとくを墓穴に転じることができるという不滅のものである。6年間で118人逮捕−33人起訴の大弾圧と退学・停学処分の乱発を踏み越えて、今や全学連とともに闘う学生たちが法大キャンパスに勇躍して登場し、3万法大生の団結の中軸に立ち、4・19法大デモではキャンパス内からの感動的な決起と合流がかちとられた。
6年間の法大闘争は、学生運動の復権のための革命的イデオロギー・路線と、それらを体現し実践するリーダーたちをいついかなる時代をもこえて強力に生み出した。新自由主義と闘う学生運動の死闘の中から、戦闘的大衆的学生運動と革命的共産主義運動を巨万の規模で率いる指導部、同時に革命的共産主義の党を組織し率いる指導部を輩出したのである。マルクス主義を復権し、学生が本来もっている現代社会への根底的批判のエネルギーと力を確信し、そこに依拠してかちとった地平でもある。こうした法大闘争の試練が生み出した豊かな教訓と地平は、全国拠点大学での学生自治会の再建に必ずや結実する。
いまひとつは、原発事故と高線量放射能直下の福島大学から、不屈・非妥協の法大闘争に続こうとする学生たちが歴史的決起を開始したことである。そして3・11郡山大闘争と結合して、マルクス主義学生同盟中核派福島大学支部を建設した。福島医大とともに大学が福島現地における反革命の最大の拠点になり、「原子力村」の延命と護持に走っていることに対する決定的反撃が始まったのである。福島大生の決起は、大学キャンパスを揺るがす全国学生の反原発闘争への総決起をかちとる革命的合図になろうとしている。のみならず、福島の地で労働者とともに学生が団結して立ち上がった時に、福島は「革命の根拠地」となる。
さらに、全国最大規模の自治寮を死守しつつ、大学キャンパスから御用学者弾劾・追放の先頭に立つ京大学生運動は、その歴史を塗り替える大衆的爆発の緒についている。「原子力村」の中枢を占める京大において学生が自治会権力を奪取した時、新自由主義のウソとデマゴギーの虚構に塗り固められてきた大学の学生支配は崩壊する。
全国学生は、〈全原発廃炉、再稼働絶対阻止〉の連続的大闘争の先頭に立ち続け、同時に反原発・反核・反戦闘争のイデオロギー的路線的確立を牽引してきた。それは、国鉄決戦と反原発闘争の一体的推進の根源的力になっている。
こうした2012年冒頭以来の闘いの前進を受けて、階級情勢はますます日帝権力との非和解的な大激突、大激動の過程に突入した。日帝ブルジョアジーと野田政権は今や、労働者階級人民の怒りの決起の中にプロレタリア革命の現実性を見て、それへの恐怖から絶望的に凶暴化し、なりふり構わぬ弾圧や闘いの分断・圧殺攻撃に必死になっている。とりわけ青年労働者や学生の闘いが「燎原(りょうげん)の火」となって燃え広がることに恐怖しているのだ。
この日帝・野田政権の絶望的凶暴化を逆に6千万労働者、2千万青年労働者の怒りの大爆発に変え、日帝の墓穴に転化して、さらに進撃していこう。
〔Ⅱ〕 新自由主義の絶望的凶暴化を闘う労働組合再生で打ち破れ
(1) 日帝中枢との一大決戦に発展した4大産別での闘い
2012年春の国鉄・反原発決戦において党と労働者階級は、新自由主義との闘いの路線をいまひとつ決定的に深化させた。
新自由主義論の深化
第一に、新自由主義の本質をあらためてつかみ直し、労働運動の力で新自由主義を打倒する決起が開始されたことである。
大恐慌は全世界をのみ込み、帝国主義はその体制延命のために絶望的な新自由主義攻撃を激化させている。3・11大震災と福島原発大事故はこの新自由主義の恐るべき反人民的、犯罪的な姿を明らかにした。全党はこれへの怒りを燃やし、労働者階級の団結した力で新自由主義と対決し労働組合を甦らせる闘いへ総決起した。2012年春期の階級的労働運動は、新自由主義論の深化と一体で前進した。
新自由主義とは、帝国主義の最末期の絶望的攻撃であり、労働者階級の団結を徹底的に解体する攻撃である。この攻撃と総力で闘ったのが80年代の国鉄分割・民営化決戦であった。分割・民営化攻撃と25年間非和解的に闘った動労千葉は現在、外注化阻止・非正規職撤廃・偽装請負弾劾の先頭に立って日本労働運動全体を牽引している。そしてついにJR体制と全面的に闘う決戦に突入した。
JR資本は日帝ブルジョアジーの中枢である。今日のJR資本は実際に、日帝が掲げる新自由主義の新成長戦略の最先頭で、鉄道輸出に躍起となり、原発輸出・原発再稼働攻撃の最も強力な推進者となっている。
JR資本は国鉄労働者支配のためにJR総連カクマルを徹底的に使ってきたが、今やカクマルとの結託体制を終わらせ、第2の分割・民営化攻撃に全面的にのりだした。全鉄道業務の外注化・非正規職化、新賃金制度導入などで職場の団結を徹底的に破壊し、労働組合を解体し、日帝資本が生き残るための帝国主義間争闘戦に全面協力する労働運動へと変質を迫っている。それは全労働者の9割を非正規職化するという攻撃の先陣を担うものである。
今や国鉄決戦は、帝国主義ブルジョアジー中枢との一大決戦になった。日帝を打倒する環中の環となったのだ。
国鉄決戦を先頭とする今春の4大産別決戦は、新自由主義論の深化と一体で闘いとられた。労働者階級の生き様、生き方に肉薄し、団結破壊に敏感に対応し、新自由主義への根底的批判をプロレタリア革命へ発展させる闘いを開始した。非正規職労働者の決起と一体で進む全逓労働者の闘い。教育の民営化攻撃との全面対決に決起した教育労働者の闘い。360万解雇攻撃粉砕へ決起した自治体労働者の闘い。非正規と正規の団結の拡大へ決起した医療労働者の闘い。何よりも非正規職の職場そのものから労働組合を結成して闘いが開始された。新自由主義と闘う階級的労働運動は、非正規職労働者を確実に獲得しつつある。それは、2千万青年労働者、非正規職労働者を獲得し、組織化する闘いの前進であった。
さらに、80年代の国鉄分割・民営化論を軸として、80年代以来の新自由主義攻撃を全面的に分析の対象とする闘いを開始した。西郡・八尾北決戦論は、80年代の地対協路線が新自由主義攻撃の一環であり、部落解放闘争解体攻撃の転換点としてあったことをはっきりさせ、部落解放闘争は労働者階級の解放闘争そのものの中にあることの綱領的基礎を築いた。
80年代、国鉄分割・民営化と並ぶ新自由主義攻撃のいまひとつの核心は、日米新原子力協定の締結であった。日帝はここで原発の大増設と核燃料サイクル確立を路線化し、労働組合破壊攻撃とともに戦争政策=核武装政策に明確にかじを切った。さらに労働法制改悪、一切の戦後的諸権利の剥奪(はくだつ)=規制緩和、団結破壊の攻撃が一挙に進んだ。この過程は、80年代指紋押捺(おうなつ)拒否闘争の爆発と90年改悪入管法への大転換の過程でもあった。さらに女性への差別・分断と帝国主義的動員を強める均等法攻撃、障害者抹殺攻撃など全戦線での攻撃が強まった。
しかしこれらの攻撃は、動労千葉の大ストライキ闘争を通して1047名闘争団を生み出し、4・9政治和解攻撃をも打ち破って進む国鉄闘争全国運動を生み出し、国鉄闘争を日帝と全面激突する決戦へと発展させたのだ。
改憲と戦争への攻撃
第二に、新自由主義はすなわち改憲攻撃であることを明確にしたことである。
世界大恐慌のもとで帝国主義間(大国間)の争闘戦は全面的に激化している。この争闘戦、市場・資源の再分割戦への突入の中で各国帝国主義は戦争攻撃を激化させる。この点で〈3・11〉はやはり決定的であった。日本帝国主義は非常事態法、国家緊急法の制定を叫んだ。改憲攻撃の遅れを国家存亡の危機として感じたのだ。そして米軍による「トモダチ作戦」のもと周辺事態法を実質的に発動したのである。
新自由主義攻撃は帝国主義間争闘戦を激化させ、戦争国家体制への道を至上命令とする。新自由主義攻撃の集約が改憲である。それは、労働基本権の破壊、労働組合法の死文化などとして、すでに襲いかかっている。復興特区での事実上の憲法停止宣言、大阪での橋下の攻撃はその先端である。ここに、大資本による「機動国家」づくりの攻撃、道州制攻撃の核心がある。
この改憲攻撃は同時に、権力内部での「重心移動」、一種のクーデターとしてある。その階級的性格は、政治支配の崩壊的危機に直面したブルジョアジーによる、新自由主義の絶望的延命とブルジョア独裁の維持をかけた凶暴な反革命である。橋下反革命はその典型だ。だがこの階級的性格ゆえに、労働者階級の団結した闘いが爆発すればその瞬間に吹っ飛ぶという根本的な弱さを抱えている。党と労働組合の一体的前進のもとでの階級的労働運動の白熱的推進、プロレタリア革命への転化こそが最大の反撃の道である。
(2) 労働組合の革命的な拠点建設と地区党建設の一体性
第三に、新自由主義攻撃の核心である団結破壊、労働組合解体攻撃を根本的に打ち破る本格的闘いを開始した。
まず、党の変革と格段の飛躍にすべてがかかっていることをはっきりさせた。〈3・11〉とは、戦後的価値観とあり方の全否定であった。それは労働組合の職場での全面的な闘いを求めた。労働者階級の怒りを自らの怒りとして、戦闘的飛躍をかけて闘った。
この攻撃をどこで突破するのか。全同志が地区党のもとに結集し、労働運動の現場に飛び込み、労働組合を立ち上げる実践を開始することであった。労働者階級自己解放闘争の普遍性に一切を投入して闘うことであった。他方では、地区党のもとで直面する全戦線の課題と格闘し、総力で闘うことが求められた。この決起は、地区党建設への新しい挑戦でもあった。
地区党こそ、資本との日常的職場支配権をめぐる闘いに責任をとり、あらゆる分断を打ち破って全労働者を団結させ、在日滞日労働者と一体となり国際階級闘争の発展に責任をとる党組織である。労働組合運動を担いきる地区党への全面的な変革の課題を担うことが求められた。この階級的団結の最高形態としてある地区党への結集と、地区党の日常活動の変革こそ死活的課題であった。
重要なことは、この地区党建設の中心に若き青年労働者が屹立して闘っていることである。党の革命、大恐慌と3・11情勢は、プロレタリア革命と地区党建設、中央委員会と細胞の一体的建設を、共産主義者の基軸的任務として現代革命に甦らせた。この団結力を基礎にして資本との非和解的闘いへ突入し、職場支配権をめぐる闘争へ決起し、闘う青年部建設へと突き進んだ。
闘いの基軸は、中央労働者組織委員会の強化と産別指導部建設の前進にあった。この実践を通した革命的拠点建設論の確立にあった。拠点建設の闘いの前進は、動労千葉労働運動から徹底的に学ぶことで切り開かれた。そこには国鉄分割・民営化反対闘争を先頭で闘った数十人の活動家集団が基礎として存在していたこと、資本と闘う中でこの活動家集団は形成・建設されたことをつかみとった。
すなわち労働組合の拠点建設とは、このような活動家集団をつくり出し、この活動家集団とともに進むことである。そのために労働運動・労働組合全体に責任をとるという責任勢力派としての党の変革が問われた。それは何よりも国鉄闘争全国運動を発展させる闘いとして、今日の労働運動の鋭い現状認識に根ざした「労働運動の壁を突破する闘い」として提起されている。
労働組合の再生こそ
第四に、新自由主義と闘う道は労働組合を甦らせることにあることを、より一層明確にして闘ったことである。
労働組合とは何か。労働者階級は労働組合による団結の力をもって、職場の支配権を資本家階級の手から実力で奪い取り、社会的生産を支配していく力を獲得する。この労働者階級による職場生産点の支配とその全社会的な拡大こそ、ブルジョア国家権力の打倒=プロレタリア革命の勝利を保障する決定的条件である。労働組合は、プロレタリア独裁を支える〈党・労働組合・ソビエト〉という三つの柱の戦略的一環を形成している。今日的にはこの労働組合運動に全党の全エネルギーと全英知を結集して闘うことが、当面する戦略的闘い方である。
動労千葉労働運動は、反合・運転保安闘争を基礎に、資本と絶対非和解で闘い、かつ団結を守りぬき発展させる路線を確立してきた。この反合理化闘争論は、戦後労働運動の限界を突破する決定的な内容をもっている。安全問題こそ労働運動の出発点であり、労働者を団結させる力をもつ。外注化攻撃は究極の合理化攻撃である。反合闘争は国鉄闘争の全総括をかけた闘いであり、労働運動の復権をかけた闘いである。この闘いは、激しい日常的な職場闘争を基礎として、職場支配権をかけた攻防となる。労働者階級は、この労働組合の生きた闘いを通して、プロレタリア革命を準備する階級として前進していくのだ。
動労千葉労働運動の前進は労働学校で支えられている。この中から青年労働者が活動家として成長し、階級的労働運動の中心を担う闘いを開始している。これに学んで、全国各地に労働学校をつくり、発展させていこう。
共産主義社会への道
第五に、プロレタリア革命論と共産主義論の確立へ向け、新たな前進を開始したことである。
階級的団結が一つの職場から他の職場へ、さらに産業全体、地域全体へと拡大し発展していくことこそが、プロレタリア革命をたぐり寄せる最も重要な決定的な手段である。労働者階級による権力の奪取=プロレタリア独裁の樹立は、階級的団結の全国的拡大が一個の国家権力へと凝縮し、高められる地平に到達することを意味する。この団結論を基礎にして、国家論的深化と共産主義論の深化をかちとり、プロレタリア革命の目的を、階級社会を廃絶して人間の類的人間性を奪還していく闘いそのものとして明確にしていくことである。
そのために、全国単一のボルシェビキ党建設の重要性があらためて明確になった。革共同への敵対分子はすべてここから逃亡し、敵対したのだ。革共同は06年の「党の革命」以来、党建設をめぐるこの格闘を意識的に貫いてきたが、3・11情勢がこの闘いを一挙に前進させた。
すなわち、ボルシェビキ党建設の核心は、中央委員会と細胞建設を同時一体的に建設していくことである。中央委員会が労働者細胞の最先端の切り羽に肉迫し、労働者細胞が中央委員会の立場から問題を提起する。この両者の限りない融合と一体化の中でこそ、党活動は前進する。
以上のことを核心的につかんだのが2012年春季の決戦であった。
〔Ⅲ〕 脱落日帝・野田政権を打倒し日本革命勝利への扉押し開け
(1) 国鉄と反原発で日帝との階級的激突に勝ちぬこう
1〜4月決戦の革命的地平の上に、国鉄闘争全国運動の壮大な発展を跳躍台に反原発・反核闘争の一層の大高揚をかちとり、労働組合の再生をかけて今秋11月労働者集会1万人大結集へと驀進(ばくしん)しよう。帝国主義・新自由主義の歴史的崩壊とともに浮き彫りとなるプロレタリア世界革命の現実性を、一日また一日と渾身(こんしん)の力でたぐりよせる労働者党建設の新たな変革と飛躍をかちとろう。
2012年決戦勝利の一切の帰すうは国鉄決戦にかかっている。25年目の「4・1」を画期に国鉄労働運動はさらに激しく一変し、階級攻防全体の一大焦点にせり上がっている。国鉄決戦が世界大恐慌と3・11情勢の底なしの激化のもとで、日帝ブルジョアジーの新自由主義攻撃との直接的で全面的な戦略的大決戦となっているのである。
2012年前半から後半へ、国鉄決戦の革命的火柱を打ち立てつつ、国鉄決戦と反原発決戦をますます力強く一体的に前進させていかなければならない。さらに2012年決戦の飛躍の環として、4大産別を先頭に非正規職撤廃闘争の全国的発展をかちとることである。そして階級的労働運動の白熱的推進による、労働組合を軸にした革命的拠点建設と労働者党建設の一体的な組織戦を猛然と闘い、勝利しようではないか。
当面の5〜7月、何よりも職場生産点から国鉄闘争全国運動の6・10集会への大結集に全身全霊を傾けよう。この6・10集会の大成功を新たな突破口に、再稼働絶対阻止の反原発決戦を7・16代々木公園への昨年9・19を上回る10万人大結集実現として巨大に発展させ、8月ヒロシマ・ナガサキへ驀進しよう。非正規職撤廃闘争を今こそ全国闘争に押し上げて闘おう。
また反原発決戦と固く結びついた5・15沖縄・安保闘争と改憲阻止闘争の前進、三里塚闘争や八尾北・西郡決戦の前進は、2012年決戦をより豊かに躍動的に発展させるものとなる。巨大な飛躍への一大決戦過程に突入している学生戦線を始め、全戦線で、フクシマの怒りと結合し、被災地の闘いと一体となった、労働組合を軸とする革命的拠点建設の闘いに突き進もう。
こうした闘いで日帝・野田政権を打倒し、これと串刺しに橋下反革命を吹き飛ばし、日帝・新自由主義を一挙に葬る突破口を開こう。階級的労働運動路線をどこまでも貫くことで、全世界で新自由主義に立ち向かう労働組合の再生と復権をかちとり、国際階級闘争のうねりを一つの巨大な奔流へと発展させるのだ。収奪者を収奪し、一刻も早くこの腐り果てた「1%」の支配を終わらせ、「99%」の団結した崇高な力のもとに全社会を取り戻さなければならない。
(2) JR資本と全面対決貫き国鉄闘争全国運動の発展を
今日、日帝の新自由主義攻撃と最先端で真っ向から激突しているのが、動労千葉の外注化阻止・非正規職撤廃・偽装請負弾劾の闘いである。動労千葉や動労水戸、そして国労郡山工場支部がJR大再編下の外注化攻撃と全面対決し、さらに反原発闘争と一体化しながら被曝労働の強制と不屈に闘い、組織拡大を必死に推し進めていることが、日帝・資本の新自由主義攻撃を最も核心部において打ち破り、主客の全階級情勢を決している。
今やこの国鉄決戦に現代プロレタリア革命の正面の攻防軸があり、革命運動の最大の基軸、推進軸があると言って過言ではないのだ。
大恐慌と3・11情勢によって新自由主義・日帝はその「国民統治」を現実的本質的に崩壊させ、ひとつの社会として成り立たせることができなくなっている。この未曽有の存亡の危機にあって、日帝の延命の屋台骨を形成しているのがJR資本であり、JRに群がる財界、官僚、政界である。このJR資本が分割・民営化の大破産とともに、今日、生き延びるすべてをかけてきたのが外注化・非正規職化の大攻撃であった。
したがって動労千葉が検修構内業務の全面外注化を阻止した「4・1」は、階級闘争全体の力関係の変動に大きなインパクトを与えるとともに、次の新たな大激突の始まりとなったのである。
駅業務の全面外注化攻撃は、鉄道業務の恐るべき変貌(へんぼう)である。駅で働く契約社員(グリーンスタッフ)の雇い止め解雇、運転士を駅業務にたらい回しするライフサイクルに続いて、運転・車掌業務の全面外注化となった時、鉄道の生命は崩壊を開始する。さらに基地統廃合による動労千葉への組織破壊攻撃に加え、4・1から新人事・賃金制度の導入が強行された。これらは国策会社JRでの鉄道業務の丸ごと外注化(フルアウトソーシング)を通して、日帝・野田とブルジョアジーが全産業で「9割の非正規職化」を果たそうとする攻撃である。
まさに動労千葉が切り開いたJRの外注化阻止・非正規職撤廃・偽装請負弾劾の闘いが、日帝・新自由主義の中枢と激突し、力勝負で打倒していく大決戦が到来しているのである。
この国鉄決戦の階級的革命的意義の高まりは、6・10集会と国鉄闘争全国運動の巨大な歴史的役割をますます浮かび上がらせている。
国鉄闘争全国運動は、4・9反革命と闘い、1047名解雇撤回闘争をどこまでも不屈に闘う運動として成立した。そして今日、新自由主義攻撃と最も鋭く対決していく運動となっている。大恐慌がさらに激化し、外注化・非正規職化攻撃が全産別、全階級に激しく襲いかかる中で、まさにこれらの攻撃を打ち破った動労千葉のような労働組合の団結を全国に一挙に拡大していく時が来ている。国鉄闘争全国運動の中にはその新たな生命力がみなぎり、あふれている。
全員解雇攻撃粉砕へ
今日の日帝の新自由主義攻撃の大きな柱は、労働法規の規制撤廃をテコとした全員解雇・非正規職化攻撃である。「改定労働者派遣法」が今国会において、支配階級の反動的密集によって強行された。その核心は、製造業派遣・登録型派遣の禁止や違法派遣、特に偽装請負などの労働規制を事実上ことごとく取り払い、首切り自由、総非正規化の攻撃を徹底的に推し進めるものである。
また大阪の橋下は「職員基本条例」で、国鉄方式の「いったん全員解雇・選別再雇用」から「選別再雇用」を取り払った「全員解雇・全員非正規職化」の攻撃に踏み出した。
さらにJAL(日本航空)労働者への大量解雇容認の反動判決は、整理解雇4要件の規制を解体し、まさに全員解雇・全員非正規職化を合法化する攻撃として打ち出された。この反動判決は同時に労組破壊攻撃そのものであり、階級的激突の真っただ中での資本の「首切り自由」の宣言である。こうした新自由主義攻撃が、被災地への攻撃をテコに、あらためて4・9反革命への全労働者階級の全面屈服を迫るものとして打ち出されている。
だがそれは、国鉄決戦と反原発闘争の爆発による新たな党派的大流動の激化とともに、スターリン主義や社会民主主義のもとに組織されている広範な労働者をも獲得していく力をもった、国鉄闘争全国運動の決定的意義をますます鮮明にさせているのである。新自由主義が可能なのは、そこに他ならぬ労働組合の屈服があるからなのだ。新自由主義の破綻点をつかんで離さず、4・9反革命を粉砕し、労働組合の再生と団結強化を求めて職場生産点から決起するならば、勝利の展望は必ず切り開かれる。
国鉄闘争全国運動とともに、国鉄1047名解雇撤回闘争の再生をかけ、解雇撤回と職場での反合理化闘争、外注化・非正規職化阻止の闘いとを結びつけて闘い抜こう。国鉄闘争全国運動の発展をもって、新自由主義と真正面から対決して闘う労働者階級の巨大な隊列をつくりだそう。「動労千葉を支援する会」「共に闘う国労の会」を全国の職場に拡大し、無数の労組拠点を建設しよう。
(3) 人間社会の共同性の奪還かけ全原発廃炉へ総決起を
反原発闘争は、全階級的決戦課題として、生産点を基軸とする国鉄決戦という階級的労働運動の前進および勝利と結合することで、全労働者の確信に満ちた広大な決起と革命運動の力強い発展を切り開いている。まさに国鉄決戦と並ぶ21世紀現代革命への水路の新たな創造形態と言ってよい。
原発は地上に置かれた原爆である。それが福島第一原発において爆発し、今なお再臨界などの危機は去っていない。この原発事故によってばらまかれた放射能=死の灰の途方もない量は、福島200万県民を始め膨大な労働者人民からすべてを奪いつくし、破壊するものとなった。これへの根源的怒りは、放射能のもたらす恐怖の現実と闘いつつ、もはやどんな方法をもってしても鎮静化できないものとなっている。
この新自由主義がもたらした原発事故と被曝という極限的現実、生活、教育、労働のすべてが高放射能下にさらされる現実の中で、労働者階級はもとより農民・漁民など全人民が生きるための必死の闘いに立ち上がった。その先頭に闘う労働組合が立った。動労水戸や国労郡山工場支部の、被曝労働の強制と闘う鉄道労働者の決起はものすごい闘いであり、反原発闘争の決定的柱である。この基軸的柱が打ち立てられている限り、新自由主義が被災地に仕掛けるあらゆる分断攻撃に勝ち抜いて、3・11のような巨大な階級的団結を築くことができる。
原発問題の根底的解決は、人間には制御できない原子力・放射能によって破壊され切断された人間と自然の関係、人間と人間の関係を回復し、不断に変革するために、労働者階級が資本と徹底的に闘い、人間労働の共同性を奪還することの中にある。すなわち労働者階級がその団結の力で資本主義社会を転覆し、人間社会の共同性を奪還することなのである。プロレタリア独裁のもとでのこの共同性=団結の力こそ、原発事故がもたらしたどんな惨禍も困難も必ずやのりこえることができる道を開くのだ。
被曝労働の強制との労働組合的団結の闘いは、この人類史的な階級的挑戦の決定的出発点である。日帝の原発推進政策は、連合・電力総連幹部のような資本と一体化し腐り切った労働貴族を生み出す一方で、現場で働く原発労働者を完全な無権利・使い捨ての非正規労働者として大量に生み出した。原発労働者のおかれた過酷な現実と重層的な支配構造は、新自由主義の労働者支配の典型である。闘う労働者がこの被曝労働を真っ向から対象化し、労働者の命を守るために団結して決起することは、資本の支配を根底から覆していく闘いそのものだ。
日帝・野田政権にとって原発再稼働は至上命令となっている。福島第一原発の4基を含めて54基すべてが停止すれば原発全廃の闘いはさらに加速し、日帝の原発政策・核政策は崩壊してしまうからである。それは新自由主義の崩壊であり、帝国主義体制そのものの崩壊となる。だが再稼働を強行すれば、怒りはますます非和解的に拡大する。このどうにもならない破綻的現実に日帝ブルジョアジーは七転八倒し、労働者階級の決起に恐怖して、その圧殺のためにあらんかぎりの分断攻撃を仕掛けている。
その最大の先兵は連合である。民主党政調会長代理の仙谷がのさばっているのはそのためだ。まさに連合を打倒する階級的労働運動が決定的に求められる情勢を迎えている。
福島に診療所建設を
今日、この原発事故をめぐる新自由主義による労働者階級への分断攻撃との最大の対決点は、低線量・内部被曝問題である。それは単なる理論問題ではなくすぐれて実践的問題であり、福島を中心として日々起きている放射能汚染の恐るべき現実との闘いである。ここに決定的に立ち向かい、団結を拡大していく革命的拠点として、福島の地に診療所建設をかちとろう。
反原発闘争の中で青年を先頭につくりだされた大衆的で躍動的な運動体であるNAZENを、さらに大きく発展させよう。全原発の廃止へ、さようなら原発1000万人アクションが呼びかけている7・16の10万人集会の大高揚に向かって前進しよう。8月ヒロシマ、ナガサキは、フクシマの怒りと一層固く結びついた反核・反原発の国際大会である。8・6ヒロシマを、NAZEN結成1周年の歴史的大集会としてかちとろう。
とりわけ福島診療所建設の大運動は、韓国民主労総ソウル本部の組織的取り組みを先頭として、国際的闘いに発展した。闘う福島県民とともに全力でその勝利をかちとろう。
(4) 解雇と非正規化の攻撃に青年先頭に総反撃に立とう
非正規職撤廃闘争の大発展をかちとり、4大産別決戦の勝利へ進撃しよう。非正規職撤廃闘争こそ、まさに現代プロレタリア革命の核心的課題となっている。
非正規職労働者は新自由主義のもとで、まともに労働者とも人間とも扱われていない。だが非正規労働者こそ、資本主義の搾取に徹底的にさらされた労働者階級そのものである。労働者の戦闘的魂が誰よりも息づき、分断への激しい怒りと団結への希求がある。とくに非正規の青年労働者がひとたび決起し団結するならば、そこにまたたくまに階級的共同性が築き上げられ、奪われた労働者の誇りが輝くのだ。
資本のはてしない価増増殖運動は、労働力の商品化を基礎として、労働者階級の一部を常に失業・半失業の状態におき、労働市場での競争を不断に激化させることによって搾取の度合いを強めることを柱にすえている。すなわち資本主義は、労働者階級を絶えざる失業・半失業状態におき、労働者を分断し対立させ、激しい競争にたたき込むことを通して資本の労働者支配を貫こうとするのである。だがこのことは、労働者の失業・半失業状態が同時に資本の価値増殖運動の存立条件であるという根本矛盾を抱え込む。
今日の新自由主義において、「失業・半失業」とは首切りと非正規労働の存在のことである。今や新自由主義の破綻として大恐慌が爆発し、大失業が解決不能の問題として激しく拡大し続けている。これに対して新自由主義は、「失業・半失業」を民営化・外注化、非正規化攻撃として極限的に激化させ、階級的分断支配を貫き、しかもそこでは、労働者と労働(結合労働)をも絶えざる分断におき、労働者の誇りと団結を徹底的に奪うのである。
したがって今日、非正規労働者こそ、外注化阻止・非正規職撤廃の先頭に立ち、資本による分断を打ち破り、労働者の誇りと共同性を取り戻し、階級として団結することによって資本の支配を根底からひっくり返す、まさに労働者自己解放としてのプロレタリア革命の決定的主体そのものなのである。
外注化—民営化阻止・非正規職撤廃の闘いを、全産別、全労働者に拡大しよう。郵政非正規ユニオンを先頭に、正規・非正規の分断を打ち破って、4大産別で非正規職撤廃闘争に立ち上がろう。鈴コン分会の闘争は、非正規職撤廃闘争の巨大な可能性を示している。そこには3カ月有期雇用の非正規労働者が労働組合を結成して闘い抜き、地域と産別に連帯を拡大して、2千万非正規労働者・青年労働者の全国的団結の拡大をかちとる価値創造的世界が広がっているのだ。鈴コン闘争を突破口に合同・一般労組全国協の闘いと組織を大発展させていこう。
橋下反革命を許すな
今日、大阪の橋下反革命は新自由主義攻撃の最先端であり、自治体、教労を先頭とした4大産別、全産別の階級的団結の力で粉々に粉砕しなければならない。
橋下は口では「弱者」とか「地方」を掲げ「大衆」の味方ヅラをしているが、その本質も実体も「1%」の財界の利害を徹底的に守り、99%の労働者階級人民から徹底的に搾取・収奪しきっていく新自由主義の突撃隊である。ブルジョアジーの利害のためならウソやペテン、恫喝を使い、弱者、地方を切り捨て、労働者階級人民の生活も生存も踏みにじるのが新自由主義者・橋下の正体である。
橋下の新自由主義攻撃の原点は、日本における新自由主義の始まりであった国鉄分割・民営化である。橋下はこの国鉄分割・民営化が「成功した」という大ウソをもって、その破綻した現実の突破をかけて登場したのである。それは大恐慌と3・11情勢のもとでの脱落日帝の危機突破をかけた、一個の「ショック・ドクトリン」攻撃への突進である。
したがってその手法はまたもやウソとペテン、脅迫である。かつての「国鉄改革」に似せたまがいものの「教育改革」を掲げ、職員基本条例・教育2条例の「全員解雇方式」を突破口に、関西経済同友会の道州制提言にある「国・地方の公務員360万人のいったん解雇」をやりとげようというのだ。民営化・道州制攻撃推進をもって、全員解雇・全員非正規化、労働組合の絶滅、さらに「特区」攻撃の更地化によって大資本にボロもうけさせることに、破綻した新自由主義の延命をかけてきたのである。
だがこの狙いは、国鉄分割・民営化がそうであったように、「絶対反対」の階級的団結があれば、必ずもろくも破産する。一切は労働組合再生への総決起にある。
自治体では、橋下反革命の公務員大攻撃—大量・全員解雇に不屈に立ち向かい、道州制導入・「復興特区」攻撃、がれき広域処理攻撃に対し、被災地と連帯して闘い抜こう。全国全職場で外注化・民間委託阻止—偽装請負弾劾を闘い、被災地と関西を先頭に労組拠点建設に敢然と打って出よう。
教労では、橋下教育改革・民営化—道州制・首切り攻撃と徹底的に闘い、その最前線で「日の丸・君が代」不起立闘争を職場の団結拡大としてかちとろう。被災地で必死に生き闘う福島県教組と固く連帯し、全教育労働者が原発再稼働阻止・全原発廃炉に総決起しよう。労組拠点を建設し、日米の国際連帯を発展させよう。
全逓では、郵政民営化見直し法案が改定派遣法に続いて成立した。郵政民営化の完全な破綻は新自由主義の「小泉改革」のウソとペテンを徹底的に暴いている。見直し法案は、破綻した民営化をなおも強行しようとする絶望的で凶暴な攻撃である。郵政民営化絶対反対・非正規職撤廃を掲げ闘おう。
医療・福祉産別は、新自由主義攻撃の最前線にある。正規・非正規の分断をのりこえ、階級的団結をかちとり、労組拠点建設に勝利しよう。
(5) 大増税と戦争・改憲に突進する野田政権を打倒しよう
野田政権は大恐慌下の脱落日帝の体制崩壊的危機、政治支配の危機に対して「命をかける」と豪語した。経団連や財務省など日帝ブルジョアジー主流の「救世主」然として、ブルジョア独裁の暴力的な政治力行使へと突き進んでいる。野田こそ新自由主義の権化であり、それ以外に延命できない超反動政権として登場している。
その反革命的突撃の方向は、第一に消費増税の強行突破であり、「税と社会保障の一体改革」である。この消費大増税は労働者人民へのすさまじい収奪と生活破壊であり、これと表裏一体で、民営化・道州制攻撃=360万公務員労働者の全員解雇・全員非正規職化の反動的大攻撃に突進してきている。第二は、大飯原発3、4号機を突破口とする原発再稼働攻撃である。
この野田の強引な消費大増税と原発再稼働の同時推進のもつ政治的破綻性・危機性は、日帝政治体制をさらに大分裂にたたき込む。4月26日の小沢無罪判決は、この消費大増税や原発再稼働問題をめぐり、小沢や橋下の反労働者的・反革命的なうごめきを加速し、日帝政治はいよいよ危機と大激動に突入していく。野田は破産した支配階級の先頭に立ちながら、その支配階級を統一できず、連合の労働貴族を最後の頼みとして、労働者階級に最後の階級決戦を挑もうとしていくのである。それはまさに新自由主義の極致である改憲と戦争である。しかしこの決戦において日帝・野田を打倒し、小沢や橋下、そして釣魚台(尖閣諸島)の買い取りを突如としてクーデター的に宣言し、中国に対する排外主義と戦争をあおり立てている東京都知事・石原らの反革命策動をたたきつぶすならば、プロレタリア革命は圧倒的に引き寄せられるのである。
5・15沖縄現地闘争へ
日帝・野田は、米日帝の北朝鮮・中国侵略戦争の切迫と米軍再編の進行下で、日米同盟の強化と沖縄の侵略最前線基地化にあらためて必死に突き進んでいる。2012年、沖縄闘争もまた決戦を迎えた。そしてこの最大の攻撃が辺野古への新基地建設である。
野田政権は、北朝鮮の「人工衛星」ミサイル迎撃を口実に大々的にPAC3を配備し、沖縄を一気に戦時体制にたたき込んだ。新自由主義の破綻である米帝の新軍事戦略と日帝の有事体制の全面発動と対決し、「復帰」40年の5・15沖縄闘争に総決起しよう。
一切は労働組合をめぐる攻防で決せられる。基地労働者への新たな大量解雇に怒りの声がわき起こり、その怒りは、低賃金・非正規雇用の現実に労働組合をつくり決起している青年労働者の怒りと団結に結びついている。ここに沖縄闘争の根底的飛躍と発展の環があるのだ。70年闘争時の全軍労労働者のような闘いが、日米帝の戦争体制との激突の中で再び甦ってくることは不可避である。鍵は青年労働者の決起にあることを確信して進もう。
三里塚闘争の発展を
この激動する情勢の中で「三里塚に再び決戦の時が到来した」(北原鉱治反対同盟事務局長の3・25集会での発言)。46年の三里塚闘争は今やフクシマの怒りと結びつき、福島および全国の闘う農民とともに全国農民会議を2月福島の地で結成し、ついに日本農民運動の新たな歴史を切り開いている。農民が自らの闘う全国組織をもって、労働者階級とともに日帝との全面対決に立ち上がったことは、戦後革命期以来の歴史的闘いへの突入である。
市東さんの農地死守は全国農民の最先端の闘いであり、新自由主義と対決しTPP(環太平洋経済連携協定)を粉砕する闘いの火柱である。労農同盟を不抜に打ち固め、三里塚闘争の不屈の発展をかちとろう。
世界大恐慌の深まりのもと、日帝・野田政権は、その絶望的凶暴化の集約として改憲攻撃を激化させている。それは一方では、労働基本権を規定した憲法28条の破壊、労組法の死文化として現に今、「復興特区」や橋下反革命による攻撃を先頭にとうとうと進行している。他方では、共謀罪、秘密保全法、裁判員制度、天皇の「元首」化や「自衛軍」などの攻撃だ。さらに道州制での「機動国家」、緊急事態条項導入と憲法停止による戦争国家化攻撃である。こうした中で9条改憲が狙われているのだ。
改憲とは権力によるクーデターであり、新自由主義の絶望的延命のための凶暴な反革命だ。これに対する闘いは、階級的労働運動の白熱的推進で、日帝の改憲攻撃をプロレタリア革命に転化していくことである。弁護士戦線はその最先頭に立とう。
(6) 階級的労働運動と結合し全戦線での戦略的大前進を
大恐慌下の革命的情勢の成熟は、新自由主義がもたらす分断と団結破壊との烈火の攻防によって進行していく。この闘いに勝ち抜いていくための革命的拠点を、何よりも職場生産点に、労働組合と労働運動を甦らせる闘いとして全力で築き上げるとともに、全戦線での拠点建設をこれと一体で推し進めていかなければならない。
学生運動の大飛躍へ
第一に、日本学生運動は、4・19法大デモ・対文科省行動・全国学生総決起集会をもって一大飛躍の渦中に突入した。新自由主義のもとで積もりに積もった学生の根底的怒りと行動へのエネルギーが噴出を開始した。法大闘争の歴史的地平は、国家権力や大学当局のどんな弾圧も圧制も無力化させる地平をすでに切り開いている。
国鉄決戦と反原発闘争がプロレタリア革命へと向かうその先端を、大学キャンパスからの学生の反原発闘争への大衆的決起、とくに御用学者追放の闘いとして切り開こう。とりわけ福島大前副学長・清水修二を打倒して福島大学を反原発闘争の革命的拠点につくりかえていくことである。この闘いと一体で、新自由主義大学への怒りを爆発させ、学生の団結を甦らせ、京都大学を始めとして全国拠点大学での自治会権力の建設に総決起していくことだ。
法大闘争はその中心に位置している。4・19闘争を新たな出発点に、法大を全国学生の結集軸として不抜の拠点建設・組織建設を切り開こう。5月沖縄闘争の最先頭に立ち、フクシマの怒りと結合して、野田政権打倒の決起をバネに沖縄学生運動の復権を闘いとろう。広島大学拠点化の闘いは、反核・反原発闘争が原水禁運動をのりこえて発展する鍵を握っている。8月ヒロシマの歴史的闘いを実現する先頭に広大が立とう。
マルクス主義を武器に、全国のキャンパスに大量の活動家を全学連運動の担い手としてつくりだそう。2012年の大学キャンパスを新自由主義・帝国主義打倒のるつぼに転化して闘おう。
第二に、労働組合青年部の建設に挑戦しよう。今日の革命的激動情勢を前にして、青年労働者の中には組織拡大へのほとばしる欲求がみなぎっている。それは青年が生きるために求める団結であり、団結拡大のための自己変革へのみずみずしく、かつ旺盛な欲求である。労組青年部の建設は、それ自身が労働組合の再生、復権、そして労組拠点建設の闘いであり、階級的労働運動路線の大きな発展の基礎である。
第三に、橋下反革命との今日の最大の激突は、八尾北・西郡決戦である。それは八尾北医療センターと八尾北労組、西郡支部という、新自由主義と対決する階級的労働運動と部落解放闘争の最前線の革命的拠点を守り抜き、地域に拡大していく創造的闘いである。新自由主義と闘う全戦線の先頭で闘い抜こう。
障害者解放闘争、女性解放闘争、反軍闘争など、すべての戦線で新自由主義との対決を徹底的に強化し、階級的労働運動と結合した新たな闘いの拠点をつくりだそう。
星野奪還へ闘おう!
第四に、星野闘争の階級的、全人民的大発展を切り開こう。星野第2次再審闘争の前進に追いつめられた東京高裁は、3月30日に再審請求棄却決定の暴挙を強行した。一方で2・5徳島刑務所包囲闘争に大打撃を受けた日帝国家権力は、手紙の禁止や墨塗りによる抹消などの攻撃を加えている。星野闘争は、大恐慌と3・11情勢下の没落・日帝と真正面から激突する一大階級攻防に押し上げられたのだ。
闘いは、国家権力と労働者階級人民の力対力の勝負に突入した。全証拠開示の大運動を爆発させよう。「正義と真実」を武器に全人民、全大衆の激しい怒りを組織し、国家権力に再審開始と星野文昭同志の即時釈放を強制する力ある大運動を構築しよう。
福嶋昌男同志に対する最高裁の棄却決定に怒りをたたきつけ、迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判の差し戻し控訴審闘争勝利と福嶋同志の再審をかちとろう。
国際的団結の強化を
第五に、革命的情勢の全世界的な急速な成熟のもとで、プロレタリアートの国際的団結と国際的統一行動の強化がますます重要になっている。動労千葉が10年にわたって切り開いてきた日韓米の闘う労働者・労働組合の国際連帯と交流をさらに大発展させるとともに、「資本の支配を全世界的に覆すための労働者階級の国際的な軍勢」(綱領草案第3項)をつくりだし、自らをその一員と位置づけて闘おう。
在日・滞日外国人労働者と日本人労働者との階級的団結は、その不可分の一環だ。7・9「在留カード」導入による新たな極悪の分断攻撃を打ち破り、法務省行動に立ち、国際的に単一の階級としての労働者階級の強固な団結をつくりだそう。
〔Ⅳ〕 プロレタリア革命勝利へ向け本格的な革命党を建設しよう
新自由主義との最も激烈な攻防は、労働組合と労働運動をめぐる攻防であると同時に、労働者階級の党をめぐる帝国主義権力との死闘である。今日の革命的情勢において、時代認識と路線で武装し、資本と絶対非和解の階級的団結を貫く労働組合と党の一体的な建設こそ、新自由主義を一層の破綻に追い込み、プロレタリア革命を現実に切り開く闘いである。労働組合の拠点建設の圧倒的前進と、それと一体となった革命的労働者党の建設、組織拡大こそ勝利の道である。2012年の勝負はここにある。
そこには、レーニンが強調する、革命的情勢を現実の革命そのものに転化していく「革命的階級の能力」の今日的・実践的な形成があるのだ。それを通して労働者階級全体の階級形成をかちとり、プロレタリア革命への戦略的準備を闘いとっていくのである。
ここにおいて決定的なのは、マルクス主義の全面的な復権と獲得である。1917年のロシア革命を変質させたスターリン主義と延命した帝国主義のもとで、長期にわたって歪曲され解体されてきたマルクス主義の労働者階級自己解放の思想を、現代世界を根底から変革する武器として全階級的、大衆的規模において甦らせることである。
革共同は、すでに09年の「綱領草案」の採択と発表をもって、反スターリン主義・革命的共産主義の思想と立場を全世界に明らかにした。その上に立って、革共同の半世紀にわたる闘いの歴史を総括し、今日の到達地平と進むべき道を、そこに至る格闘と併せて日本と世界のプロレタリアートの前に全面的にさし示す闘いに挑戦する。それは同時に、現代におけるマルクス主義の創造的復権としてある。
この『革共同50年史』刊行委員会の闘いを先頭に、全党の同志が今こそマルクス主義をどん欲に学び、現代革命の生きた武器として打ち鍛えるための闘いにともに総決起しよう。党学校、労働学校を重視し、とりわけ青年・学生の中にマルクス主義の一大学習運動をつくりだして闘おう。
マルクス主義で武装し、時代認識と路線で武装した党を建設する上で、最も重要なのは機関紙活動である。『前進』『国際労働運動』『共産主義者』を熟読すると同時に広める闘いをやり抜こう。とりわけ毎週の『前進』を読んで討議と一致をかちとり、かつ読者を拡大し組織していくことは、党を党として建設する中心環だ。機関紙こそ細胞建設、地区党建設の武器であり、中央委員会と細胞の一体的建設を日常的に闘いとっていく手段である。機関紙活動の飛躍的強化をかちとろう。
新自由主義と闘う総合雑誌『序局』の第2号発行は、階級的労働運動派の総合雑誌として重要な意義をもっている。階級的な思想と立場を全社会的に甦らせていく努力の一環として重視し、歓迎したい。
非合法・非公然の党
革命的情勢の成熟は、党の非合法・非公然体制を一段と強化することを死活的に求めている。日帝権力は、政治支配の崩壊と労働者階級の大決起が進めば進むほど、労働組合つぶしとともに革共同への組織絶滅攻撃にますます一切をかけて襲いかかろうと必死になっている。司法権力をも総動員したデタラメな弾圧、デッチあげ弾圧の激化はその証左だ。
だが非合法・非公然体制の強固な確立の上に成り立つ党は、どんな弾圧にもけっして負けることはない。党の非合法・非公然体制こそ、敵権力のあらゆる監視と弾圧網をかいくぐり、労働者階級の闘いの自由な発展を保障すると同時に、最後はブルジョア国家権力を実力で打倒していく階級的な力を築き上げる土台となるものだ。プロレタリア革命—権力奪取の勝利を今から準備していく闘いとして、非合法・非公然体制の圧倒的強化をかちとろう。
獄中37年の星野文昭同志と固く連帯して決起しよう。この5月には福嶋昌男同志が新たに5年2カ月の下獄闘争に突入する。獄中同志との獄壁を越えた団結をかちとり、星野再審・福嶋再審を闘いとり、奪還を必ず実現しよう。超長期の指名手配攻撃と不屈に闘う同志と連帯し、デッチあげ弾圧を粉砕しつくそう。
すべての闘う労働者、とりわけ青年労働者と学生は革共同に結集し、ともに世界革命への道を切り開こう。