週刊『前進』06頁(2531号3面1)(2012/04/09)
ショーワ・ジェコー4・27闘争へ
4・1JR外注化阻止に続き非正規職撤廃へ総決起しよう
(写真 初の全国闘争として打ち抜いた昨年の4月の闘い【埼玉県行田市・ジェコー行田工場門前】) 一般合同労組・さいたまユニオン主催の4・27ショーワ本社工場包囲闘争とJAM神奈川ジェコー労働組合主催の4・27ジェコー本社弾劾行動が・・・
(写真 初の全国闘争として打ち抜いた昨年の4月の闘い【埼玉県行田市・ジェコー行田工場門前】)
一般合同労組・さいたまユニオン主催の4・27ショーワ本社工場包囲闘争とJAM神奈川ジェコー労働組合主催の4・27ジェコー本社弾劾行動が呼びかけられている。
ジェコー・ショーワの闘いは、新自由主義攻撃に立ち向かう典型的な製造業派遣現場での闘いである。ショーワは90年代末から日研総業などの請負・派遣会社から請負・派遣労働者を導入しており、ジェコーも01年から導入した。派遣会社が用意した寮(民間アパートの借り上げ)に他人と同居で昼夜2交代、3交代の現場に徒歩や自転車で通い、仕事がなくなれば職を失い、他の派遣先に行かざるをえない。08年末の「派遣切り」で社会問題化した現実そのものである。行田地区には最盛期で2千人近い派遣労働者がいた。
ジェコー・ショーワの闘いは、06年のジェコーでの組合加入・正社員化要求から始まり、ショーワでのさいたまユニオン行田分会結成に引き継がれ、解雇・派遣切り攻撃にストライキ闘争で反撃し、現在、裁判闘争と労働委員会闘争、門前闘争を闘っている。
この闘いは第一に、今日の新自由主義攻撃のもとで強制されている製造業派遣の過酷な現実に対し、派遣労働者が自ら労働組合に団結して闘うことで派遣労働の廃止や派遣法撤廃を求めた先駆的な闘いである。大恐慌・大失業情勢下の新自由主義攻撃に対し、国鉄決戦を基軸に真っ向から激突する労働者の反乱の開始そのものである。
第二に、体制内労働運動の犯罪性を弾劾し、戦後労働運動が越えられなかった壁を突き破り、闘う労働運動を復権させる闘いである。
派遣労働者の受け入れは労働組合の承認が不可欠である。製造業派遣は「派遣は必要」「派遣は派遣のままでよい」とする電機・自動車などの連合型労働組合が容認することで成り立ってきた。
しかしこの体制内労組との党派闘争にとどまらず、現場からそれをのりこえる労働組合的団結を派遣労働者や同じ職場の正規労働者が自らの力でつくり出せるかどうかの挑戦でもある。バラバラに分断されて紐帯(ちゅうたい)を奪われた労働者が団結を取り戻すことは容易ではない。正規労働者への怒りや不信もある。解雇・失業中の生活の厳しさは尋常ではない。
しかしジェコー・ショーワの労働者たちは、必死の闘いで団結を守り、資本と対峙し続け、連合をのりこえる労働組合を自らの力でつくり出す挑戦を続けている。
第三は、派遣法による資本の現場支配体制を、労働者の団結で打ち破る闘いである。
派遣労働者を組織した例はほかにもあるが、派遣元に一定の処遇改善を求めた例が大半である。派遣先であるジェコーに正社員化を要求し、偽装請負を告発して直接雇用を実現した闘い。「派遣切り」の責任を派遣先に求め、団体交渉を要求して闘ったショーワの闘い。解雇攻撃に現職復帰を求めて裁判闘争、労働委員会闘争に立ち上がった闘い。最も過酷な労働を派遣ゆえに強制されることとの闘いなどだ。いずれも派遣法支配の根幹をつき、奪われて久しい戦後労働基準法の「均等待遇」「労使対等」を奪い返す闘いである。
正社員と同じ仕事で、ボーナスも昇給・昇格もなく結婚もできない。「正社員にして下さい」という要求にはこの現実への怒りがあるのだ。
国鉄分割・民営化の大攻撃のもとで制定された労働者派遣法は、当時から「数百万の派遣労働者から憲法や労組法が定める団交権や団結権を奪う」との批判があった。これに対し「派遣先との団体交渉応諾義務を問題にすると、労働組合法の改正問題を呼び起こすから、そこには踏み込まない」(85年参議院。高梨昌信州大学教授答弁)などと、戦後的労資関係を転覆する意図が公言されていた。そこに新自由主義攻撃の突破口としての国鉄改革法と派遣法の一体性がある。
ジェコー・ショーワの闘いは、派遣法で奪われた労働者の権利を、派遣労働者自らが現場からの団結と闘いによって奪い返す闘いである。
第四は、動労千葉が10年間にわたる外注化反対闘争を通してつくり出した地平と一体の闘いだということである。製造業派遣が拡大した2000年代、JRでは保線・電力などあらゆる業務が次々と外注化され、検修部門と基地構内運転の外注化は「最後の攻防」となっていった。この攻撃を動労千葉は10年間阻止し続け、12年4・1の全面外注化攻撃もぶっ止めたのである。「これを認めたらJRで働く労働者のほとんどが非正規職に突き落とされる」という労働者としての誇りをかけた闘いだった。それは、体制内労組が「派遣には気の毒だが自分を守るためにはやむをえない」と派遣導入を容認したこととは対極の選択だった。
「膨大な労働者が非正規職に落とされたのは、労働法規の規制緩和ですが、それだけではない。職場で労働組合が闘えなかったからです。ここで止める。止めることができると示す。それが重要です。このことを抜きに労働組合の復権を語っても空論だ」(動労千葉・田中康宏委員長)
ジェコー・ショーワの闘いは、この動労千葉の闘いと一体で正規・非正規職が団結し、外注化を阻止し非正規雇用を撤廃する闘いだ。国鉄決戦と結合して、100万派遣労働者が団結を取り戻し、新自由主義攻撃を打ち破る闘いである。
それは被曝労働を強いられる原発労働者の組織化と全原発廃炉の展望をかけた闘いでもある。国鉄闘争全国運動がめざす新自由主義攻撃への対抗軸の組織化だ。
6・10国鉄闘争全国運動に合流し、その大成功をかちとろう。 4・27行田現地闘争へ!
〔小川 徹〕
-----------------------------
【集会要項】
■ショーワは団体交渉に応じろ! ショーワ行田本社工場弾劾闘争
4月27日(金)正午 ショーワ本社工場前(行田市藤原町1−14−1)
主催 一般合同労組・さいたまユニオン
■解雇撤回! 正社員として採用しろ! ジェコー行田本社工場弾劾闘争
4月27日(金)午後4時 ジェコー本社工場通用門(行田市富士見1−4−1)
主催 JAM神奈川ジェコー労働組合
※いずれもJR高崎線・吹上駅より総合教育センター行きバス15分、長野1丁目下車、徒歩10分
HOME
Eメール
革共同とは
Photo
週刊『前進』
mobile
Foreign language





