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豊洲の違法建築物許さぬ 築地仲卸が第2回口頭弁論

20181108a-1.JPG 「却下」に即時抗告
 11月1日、豊洲市場違法建築物除却命令等義務付け訴訟(注)の第2回口頭弁論が、東京地裁民事第51部(清水知恵子裁判長)で開かれ、30人余が傍聴に結集した。裁判に先立ち、東京労働組合交流センターが築地市場正門前と東京地裁前で街頭宣伝を行った。
 同裁判を担当する清水裁判長をはじめ3人の裁判官は、東京都に対して違法建築物である豊洲市場水産仲卸売場棟の使用禁止命令を義務付ける仮の申し立てを10月5日付で却下した裁判官と同じである。

 仮の申し立ての却下の理由は、「特定行政庁」である東京都が建物の所有者である東京都に是正措置を要請する「法的根拠がない」というものだ。これは追い詰められた末の破綻した論理だ。中身の議論に入ったら違法性が明らかになるからだ。民間の違法な建築物を監督し取り締まる立場の東京都が、自分自身が所有する違法建築物は是正しないと言うに等しい。原告は即時抗告して、現在東京高裁での審理に移っている。
 武内弁護士が陳述
 今回の法廷で原告側代理人の武内更一弁護士は、2005年の最高裁判例が都道府県知事の「勧告」について事実上の効力、処分性を認め、行政訴訟の対象としたことを挙げ、裁判所の判断はその枠組みから意図的に逃げていると指摘し批判した。そして「民間の建築物に命令を発する機関である都が、自分の所有物が違法であると裁判所が認定し是正措置を義務付けた場合、それを無視できるというのは法治行政の観点からもあり得ない」「本件は豊洲市場の労働者の命と身体、財産のかかった重大な問題である」と裁判長を見すえて強調した。
 裁判長は被告・東京都に反論を求めたが、都は「反論の予定はありません」と述べた。都は、裁判官が都を忖度(そんたく)して審議を打ち切り、次回棄却判決を出してくれることを期待していたのである。絶対に許せない。だがそのような訴訟指揮を許さず闘いは次回以降に引き継がれた。次回裁判は1月24日(木)午後3時からだ。
 裁判後、弁護士会館で総括会議を行った(写真)。武内弁護士と藤田城治弁護士が裁判を解説し、「敵の矛盾、不当性を暴露し運動の力で築地を守りぬこう」と訴えた。
 原告代表の宮原洋志さんは「裁判所が直ちに却下することを今日は許さなかった。長期になるかもしれないけれど応援してください」と訴え、原告と支援は一層団結を打ち固めた。
(注)豊洲市場違法建築物除却命令等義務付け訴訟 築地市場の仲卸の仲間5人が原告となり、18年6月29日都知事・小池百合子を相手に起こした行政訴訟。豊洲市場水産仲卸売場棟の柱脚の鉄量は規定量の約半分しかないなど建築基準法・施行令に定められた耐震強度を確保していない。同裁判は都と日建設計の犯罪を暴き、都知事に対し建物の除却・使用禁止などの是正措置を命令することを義務付けることを求めて係争中。

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