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三里塚団結街道裁判―更新意見で成田市長証人採用迫る

  • 2019年1月26日 18:22

 20190125a-1.jpg1月25日、千葉地裁民事第3部(内野俊夫裁判長)で団結街道裁判が開かれた。三里塚芝山連合空港反対同盟と顧問弁護団、支援の労働者・学生は、天神峰・市東孝雄さんの農地を守る闘志をかき立て、この日も全力で闘った。
 今回は裁判長交代に伴う更新手続きとして弁護団が意見陳述した。
 市東さんは祖父の代からこの団結街道(成田市道・天神峰―十余三線)に隣接する農地で完全無農薬有機農業に取り組み、日々の農作業で自宅と南台の畑を約500メートルの直線で結ぶこの道を何度も往復していた。市東さんだけでなく多くの交通利用が現にこの道にはあった。ところが成田市は2010年6月、団結街道を夜陰に乗じて暴力的に封鎖・廃止し、その土地をNAA(成田空港会社)に格安で売り飛ばす暴挙に及んだ。
 道路法10条1項は路線廃止の要件として「一般交通のように供する必要がなくなったと認める場合」と規定しているが、市はこれを無視し、空港の第3誘導路建設のつごうに合わせ、市東さんの営農に重大な支障を与えることを承知でこれを行った。市は「NAA成田支店」に成り下がったのだ!

 昨年2月27日に行われた本件当時の成田市土木部長・中村壽孝の証言は、あまりにもひどかった。責任ある立場にありながら、廃道にした経緯・根拠・手続きなどについて、「わからない」「記憶にない」などと繰り返した。土木部は交通量調査もせず、当事者である市東さんに事情を聞いてもいない。過去の廃道の前例の調査もしていないという。
 明らかになったことは、市幹部、とりわけ小泉一成市長が法律を無視した「政治的案件」として廃道を決定した当事者だということだ。小泉市長、さらに片山敏宏・元成田市副市長の証人尋問は不可欠だ。前任の阪本勝裁判長は言を左右にして証人採用の判断を先送りにしてきた。小泉市長の証人採用を直ちに決定せよ!
 被告・成田市は中村証言の大破産の責任を取る気もなく、「小泉市長証言は必要ない」と弱々しくつぶやくのみ。
 内野裁判長は、市長の証人採否については「次回までに結論を出す」と言う。だが市の卑劣で無責任な姿勢を問いただすこともなく容認し、どんな結論を出すというのか。
 次回期日を4月19日として、この日は閉廷した。
 裁判所向かいの千葉県教育会館で、伊藤信晴さんの司会で報告集会が開かれた。最初に弁護団事務局長の葉山岳夫弁護士が発言し、「内野裁判長はソフトな物腰を装っているが、内心では何を考えているか。まったく油断することができない。この裁判は市東さんの農地をめぐる裁判と密接なかかわりがあり、なんとしても小泉市長を証人に採用させたい」と決意を表した。さらに弁護団全員が、法廷の解説と闘いへの意気込みを述べた。また請求異議裁判控訴審の係属部が東京高裁第4民事部と決まり、2月1日に審尋が行われることが報告され、執行停止の継続をめぐって緊迫した状況が続いていることを確認した。
 最後に太郎良陽一さんが、市東さんの農地を実力で守りぬく決意を表し、2・18耕作権裁判・千葉市内デモ(午前9時、千葉市中央公園集合)、3・31全国総決起集会(成田市赤坂公園)への決起を強く訴えた。(TN)

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