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世界の闘い: 2013年3月アーカイブ

香港で非正規の港湾労働者が賃上げ求めストライキ

20130331a-1.jpg 3月28日、香港を代表するブルジョアジー・李嘉誠の旗下にある貿易会社・和記黄埔有限会社で非正規の港湾労働者の大規模ストライキが爆発した。和記黄埔有限会社は、全世界上位500社に入る大企業であり、香港最大級の上場企業である。
 ストライキに立ち上がった非正規港湾労働者たちは訴えている。「まる一日、24時間働いても1300香港ドル(1万5600円)しか報酬はない。15年間、賃金は増えないどころか、96年の1480香港ドルから下がっている」「李嘉誠を養うためだけに働かされていて、家族を養えない!」事実上の日雇いのような労働であり、しかも低賃金で24時間労働という現実への非正規労働者の怒りが、デモとなって大爆発した。「同じ一つの海で働く港湾労働者は団結しよう!」と、労働者の国際連帯を彼らは訴えている。 

仏山の日系・本田で再びストライキ 工会の裏切りと対決

 3月18日から19日かけて、広東省仏山市にある日系本田南海自動車部品製造有限会社で再びストライキが爆発した。この本田の工場では2010年に大規模ストライキが起きており、中国の労働運動に大きな影響を与えている。
 最大の問題は、今回もやはり賃上げをめぐる問題である。3月13日に工場側は工会(中国政府の御用労働組合)に対して、現場労働者である1級の労働者に対して月220元(3080円)、2級の労働者に対して330元(4620円)の賃上げを提起してきた。賃金は5階級に分かれており、3級が760元(10640円)、4級が1030元(1万4420円)、5級が1550元(2万1500円)の賃上げとされた。この工場には約2000人の労働者がいるが、1級と2級の現場労働者が80%以上を占めており、3級以上の管理職との賃金格差はすさまじいものがある。ちなみにそれまでの1級の労働者の基本給は約2200元(約3万800円)、5級は約8600元(12万400円)、すでに4倍近くの差があり、この賃上げによってさらに賃金格差が広がることになる。労働者たちは2400元から(3万3600円)3000元(4万2000円)ないと生きていけないと訴えている。 

3・11から2周年、台湾全土で20万反核デモ

20130310b-1.jpg 3・11福島原発事故から2周年となる中で、3月9日に台湾の首都・台北で台湾史上空前の規模となる10万人を超える反原発デモが闘われた。
 長大なデモ隊は中正祈念堂から出発し、「反核政策に転換しろ!」「台湾の農産物を守れ!」「第4発電所建設反対!」などのシュプレヒコールを挙げて、総統府周辺を行進した。さらに「推進派議員をリコールするぞ!」とも訴えた。母親など女性たち、青年学生や青年労働者がデモの主役となり、終日夜まで、意気高く闘いが続けられた。デモは台中、高雄、台東でも行われ、4箇所でデモ参加者は20万人にのぼったといわれている。この闘いは、台湾の馬英九政権を激しく揺さぶっている。 

広東省東莞市の日系ゼニヤアルミニウム製作所で、1000人を超えるストライキ

20130303d-1.jpg 2月27日より広東省東莞市長安鎮にある日系ゼニヤアルミニウム製作所の工場で、大リストラと労働強化に抗議して1000人以上の労働者の大ストライキが爆発し、出動した武装警官の弾圧を許さず、それと激突して真っ向から闘いぬいた。 
 ゼニヤアルミニウム製作所は、アップルのiPhone 5のアルミニウム外装を作成しており、膨大な資本を投下して、この2~3年で東莞市や隣の深せん市に次々と新たに5つの工場を建て、農民工を始め多くの労働者を雇用して生産の拡大を一挙に進めた。しかしiPhone5は予想外の売り上げ不調で、しかも中国経済自身が崩壊過程に本格的に突入する情勢に入り、会社は1億元(14億円)を超える大赤字を出す事態となった。こうして会社は大リストラを決定した。2013年までに2000人以上の労働者の首が切られ、3つの工場が閉鎖されることなり、これら閉鎖され工場から別の工場に移転する労働者には新たな試用期間が課せられた。この試用期間中に労働者はでたらめな理由で首を切られ、離職を迫られ、その解雇に対する補償もされないのである。さらに労働強化の中で、労働者の残業時間は月200時間以上に及んでいるという。こうした大リストラと労働強化の中で、21歳の青年労働者・李亜奇氏が昨年8月に工場の建物から飛び降り自殺する事件が起きている。 

「労組自由選挙はペテンだ!」 工会弾劾し、日系・オーム電機深せん工場で再び争議

20130302a-1.jpg 昨年3月から4月にかけて、賃上げや労働条件の改善、自由な労働組合の結成を要求して5000人のストライキが爆発した日系松下傘下にあるオーム電機の深せん工場で、今再び、リストラや非正規雇用化に反対し、さらに工会(中国スターリン主義の御用組合)代表の罷免を要求する激しい労働争議が爆発している。
 昨年3月29日に爆発したオーム電機深せん工場の5000人大ストライキは、4月6日に激しい会社側の弾圧の下で中断を余儀なくされたとはいえ、中国史上初めての工会自由選挙を5月に勝ち取るという画期的な地平を開いた。またこのオーム電機の労働者の闘いがきっかけになって、深せんの163の企業で工会の自由選挙が同時期に次々と行われていくことにもなった。 

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